リコール運動の元は?
住民投票で選択肢2が得票したのが6月1日。おさらいで選択肢2の文言を確認してみよう。
「市道東新町桜淵線の路線変更を伴う現計画の見直し」
具体的に書かれているのは「路線変更」だけで、元々の計画「5階建て」とか求める会(当時)が掲げていた「3階建て」とかいう文言は書いていない。
ただ路線変更が行われれば、必然的に敷地面積が狭くなることは確実だった。
敷地面積が狭くなれば、これまた必然的に建物の規模は小さくなる事は確実だった。
しかし、どれぐらい建物規模が小さくなるかは、これは市側の裁量に任されてしまう可能性があった。
この住民投票の前に行われた市民まちづくり集会では、「具体的な数字は問わない」と情報共有がなされていた。
というわけで、選択肢2の「現計画の見直し」という文言も、「数字がはっきりしない」まま「市側の裁量に任されてしまう」可能性が高かった。
元の計画より1円でも1平方メートルでも安く、あるいは小さくなれば、「現計画見直し」が達成されたことになってしまうのだ。
そこで求める会は6月3日に、『選択肢2は「3階建て30億円、東庁舎活用・付替道路なし」である』、と市議会に請願書、市長に要請書を手渡した。
選択肢2に具体的な数字に伴うことを、市と議会に認めさせようとしたのだ。
この時のことは、どすごいブロガー「パパゲーノの夢」さんのブログに詳しく書かれている。
→「議会に請願書、市長に要請書がメディアの見守るなか届けられました」(http://pensee.dosugoi.net/e769046.html)
画像つきなので、ご本人もこの時この場にいたことがよくわかる。
ここでの記事で重要なことが書かれている。
「選択肢2の民意の解釈が3階建30億であることを明確に伝え、議会も市長も理解した上で受理しました。」
市長は選択肢2が「3階建30億」と理解したことは確実なのだ。
なのでこの後提出される見直し案には「3階建30億」案が濃く反映されたものでなくてはならないはずだった。
翌7月に市と求める会の両者による実務協議が開催された。
この協議においては市側は「3階建て案」に対して、
1・車の入り口問題
2・机、キャビネット配置問題
を投げかけたが、どちらについても求める会からしっかりとした回答を得た。
もちろん素人の考えた回答だから、現場的に技術的に難しいのであればそのように市側は答えればよかったと思う。
それに対してまた求める会が回答したり質問したり。
そういうやりとりが実務協議の場で行われ、求める会と行政の歩み寄りが為されることが期待された。
それが行われれば、例え4階建てになろうと40億かかってしまうことになろうと、お互いが納得できる新庁舎案ができあがるはずだった。
ところがそういう実のある話し合いは一切なく、行政側は求める会の回答を受け取り会議は4回で終了。
もちろん市からの再回答や再質問は無し。
となれば次に市側が出してくる庁舎案は、求める会の回答に再回答できなかった以上、「3階建て30億」案を大幅に取り入れたものになるはずと思っていた。
その後は私が以前にここで書いた、「なぜリコール運動が起きてしまったか?」 のとおりだ。
(http://kemanomake.dosugoi.net/e822838.html)
いきなり「3階建て案は不可能」と、現市長は言い放ったのだ。
繰り返すが、選択肢2が「3階建30億」と理解したことは確実なのに、だ。
市民の総意を認めておいて、会議もして、その会議でロクな回答もしないで、いきなり新聞発表で市民の総意を覆す。
不誠実なのは誰か。こういう政治手法に不信感を抱くのは当然ではないか。
これがリコール運動の大元なのだと思っている。
「市道東新町桜淵線の路線変更を伴う現計画の見直し」
具体的に書かれているのは「路線変更」だけで、元々の計画「5階建て」とか求める会(当時)が掲げていた「3階建て」とかいう文言は書いていない。
ただ路線変更が行われれば、必然的に敷地面積が狭くなることは確実だった。
敷地面積が狭くなれば、これまた必然的に建物の規模は小さくなる事は確実だった。
しかし、どれぐらい建物規模が小さくなるかは、これは市側の裁量に任されてしまう可能性があった。
この住民投票の前に行われた市民まちづくり集会では、「具体的な数字は問わない」と情報共有がなされていた。
というわけで、選択肢2の「現計画の見直し」という文言も、「数字がはっきりしない」まま「市側の裁量に任されてしまう」可能性が高かった。
元の計画より1円でも1平方メートルでも安く、あるいは小さくなれば、「現計画見直し」が達成されたことになってしまうのだ。
そこで求める会は6月3日に、『選択肢2は「3階建て30億円、東庁舎活用・付替道路なし」である』、と市議会に請願書、市長に要請書を手渡した。
選択肢2に具体的な数字に伴うことを、市と議会に認めさせようとしたのだ。
この時のことは、どすごいブロガー「パパゲーノの夢」さんのブログに詳しく書かれている。
→「議会に請願書、市長に要請書がメディアの見守るなか届けられました」(http://pensee.dosugoi.net/e769046.html)
画像つきなので、ご本人もこの時この場にいたことがよくわかる。
ここでの記事で重要なことが書かれている。
「選択肢2の民意の解釈が3階建30億であることを明確に伝え、議会も市長も理解した上で受理しました。」
市長は選択肢2が「3階建30億」と理解したことは確実なのだ。
なのでこの後提出される見直し案には「3階建30億」案が濃く反映されたものでなくてはならないはずだった。
翌7月に市と求める会の両者による実務協議が開催された。
この協議においては市側は「3階建て案」に対して、
1・車の入り口問題
2・机、キャビネット配置問題
を投げかけたが、どちらについても求める会からしっかりとした回答を得た。
もちろん素人の考えた回答だから、現場的に技術的に難しいのであればそのように市側は答えればよかったと思う。
それに対してまた求める会が回答したり質問したり。
そういうやりとりが実務協議の場で行われ、求める会と行政の歩み寄りが為されることが期待された。
それが行われれば、例え4階建てになろうと40億かかってしまうことになろうと、お互いが納得できる新庁舎案ができあがるはずだった。
ところがそういう実のある話し合いは一切なく、行政側は求める会の回答を受け取り会議は4回で終了。
もちろん市からの再回答や再質問は無し。
となれば次に市側が出してくる庁舎案は、求める会の回答に再回答できなかった以上、「3階建て30億」案を大幅に取り入れたものになるはずと思っていた。
その後は私が以前にここで書いた、「なぜリコール運動が起きてしまったか?」 のとおりだ。
(http://kemanomake.dosugoi.net/e822838.html)
いきなり「3階建て案は不可能」と、現市長は言い放ったのだ。
繰り返すが、選択肢2が「3階建30億」と理解したことは確実なのに、だ。
市民の総意を認めておいて、会議もして、その会議でロクな回答もしないで、いきなり新聞発表で市民の総意を覆す。
不誠実なのは誰か。こういう政治手法に不信感を抱くのは当然ではないか。
これがリコール運動の大元なのだと思っている。