市議会議員選挙
私なんかはこのブログで文句ばかり言っているが、他の人から見れば私のような態度は嫌がられるものだ。
新城市では市長・市議会銀選挙の選挙運動真っ最中だが、それに関係したどっかのブログで「誰かの批判から入る人達の話は本当につまんない」とか書いてあるのを見かけて、「まぁそうだよな」と思いつつ、「そういうキミも批判から始まっとるがの」と心の中で文句を言っておきましたよ。
我が家にも選挙公報が届けられて、市長、市議会議員候補の皆さんの訴えをつらつらと眺めていた。
どれもこれも「私が市長に・市議会議員になったらば・・・」という未来に向けたやりたいコトばかりで、それはそれで結構なことだ。
前にも書いたけれども、未来に向けたやりたいコトってのは読んでいて気持ちが明るくなるものだ。
書いてあることが実現したらホントにイイよなぁと思う。
しかしそんなことをマトモに信じるのは、イイ年こいた大人の態度ではないと思うよ。
結局は、「批判する」、「文句をつける」ことになる。が、しかしこの「批判」、「文句」をもう少し詳しく考えてみよう。
最初は「疑い」を持つことだ。
「批判から入らない」という態度は「疑いを持たない」という事だと思う。
他人を100%信じるのは尊い行為だとは思うよ。でも世の中、信じてバカを見たことはイイ年こいた大人なら多少なりとも経験あるだろう。
私たちの税金を元手に市民福祉のために邁進するのが市長、市議会議員の努め、使命だ。
その使命を100%信じるのは、そりゃ結構なことですけど、貴重な財源の使い道を監視することこそがイイ年こいた大人、つまり私たち有権者の真っ当な態度だと思いますよ。
監視するってことはつまり「疑う」こと。常に彼らがマトモに仕事をしてくれているか見ていなければならないと思う。
疑うことを怠るとどうなるか。
例えば先日皆さんのお宅にも配られたであろう選挙公報で見てみる。
村田こうすけ氏は「課題・早期目標」として、1)新城駅エレベーター設置と駅周辺整備バリアフリー化 を挙げておられる。
「課題・早期目標」とは、未だ実現されていない意味を表すと思うのだけれども。

こちらの画像は長田議員のfacebookから引用させてもらったものだが、今年の9月定例会においてすでに「駅周辺整備バリアフリー化」については工事着手、供用開始の時期が決まっている。「エレベーター設置」も計画ができているようで、市の予算でJR東海が工事実施も決まっているようだ。
すでにここまで決まっていることを「課題・早期目標」と言い切るとはどういう了見か。
でも9月定例会でのこの長田議員の質問、市からの答弁を知らない市民にとってはどうだろうか。
村田氏の「課題・早期目標」がすぐに実現化されることに驚くのではなかろうか。
そして村田氏の有言実行力を褒め称えるんだろうかね。
これが疑わないことの成れの果てだ。
そうは言っても、私もこの件をたまたまよく覚えていたからピンときたのであって、やはり知らなければ「村田氏、スゴイじゃん」とか呑気に思っていたかもしれない。
そう、次に大事なのは「知る」ことだ。
「疑う」ことがまず大事だが、その「疑い」だけを材料にして思ったことを言うだけでは、それはデマやウソになってしまう。
疑いを裏付ける「事実」を知らなくてはいけない。そこで初めて「批判」「文句」が成立するのだと思っている。
「事実」を知ることに対しては様々なアプローチがある。
私が先に挙げたのは村田氏の言ってることに対しての反論的な事実といえるだろうか。
今回の選挙のように、「人物」を選ぶときには、その人物が過去何をしてきたか、言ってきたか、という事実も、知るための重要なアプローチになると思う。
例えばその人物が前議員だった場合、どんなに景気の良い「未来に向けてやりたいコト」を述べていても、過去の議員活動でなんの成果も出せていなかったら、果たしてその人物の言っているコトに信頼を寄せることができるだろうか。
あるいは成果が出ていなくても、議員活動において不真面目であったり、議会に無用な混乱を招いていたり、そういう人物の言うコトが信じられるだろうか。
「事実を知る」ということは以上のように、過去を調べる、過去を知る、ということになる。
9月の定例会の新聞記事を引用したり、あるいは議会改革検討会議に一度も傍聴に来なかったとか、住民投票のときの実務協議のときに変則的な動きをしたりとか、などなど。
過去を知っておかなくては、今の景気の良い「未来に向けてやりたいコト」に、だまされてしまうということだ。
しかし生憎、過去の事ってのは忘れてしまう。
よっぽど腹の立つことなど強烈な印象でもない限り、大概の事は忘れてしまう。そして、今、声高に叫んでいる景気の良い「未来に向けてやりたいコト」にだまされてしまうのだ。
市長・市議会議員候補さんたちで、過去を振り返り総括の弁を述べつつ未来を語る人物なんてほとんどいない。
彼らの過去は、私たち自身が手間暇かけて調べなければわからない。
これはかなり不公平だ。過去の議員活動なんて黙ってりゃわかんないとでも思っているのだろう。
「政策で市長、市議会議員を選ぶ」なんてのも聞こえはいいけれども、要は「過去の事は黙っていましょうや」という意味にもなることを忘れてはいけない。
過去の事を知る良い手助けになるのは、こちらでもお馴染み「パパゲーノの夢」さんの10月25日の記事、
「テスト形式で新城市の問題をチェック」だ。
これには答えそのものは書いていないけれども、この問題文で検索すれば続々と関係議員の名前が出てくるだろう。
投票は明日だけれども、候補者の皆さんの過去の活動をなるべく知っておいてほしいと思う。
そのような「批判」精神を持ち続けていきたいと思っている。
新城市では市長・市議会銀選挙の選挙運動真っ最中だが、それに関係したどっかのブログで「誰かの批判から入る人達の話は本当につまんない」とか書いてあるのを見かけて、「まぁそうだよな」と思いつつ、「そういうキミも批判から始まっとるがの」と心の中で文句を言っておきましたよ。
我が家にも選挙公報が届けられて、市長、市議会議員候補の皆さんの訴えをつらつらと眺めていた。
どれもこれも「私が市長に・市議会議員になったらば・・・」という未来に向けたやりたいコトばかりで、それはそれで結構なことだ。
前にも書いたけれども、未来に向けたやりたいコトってのは読んでいて気持ちが明るくなるものだ。
書いてあることが実現したらホントにイイよなぁと思う。
しかしそんなことをマトモに信じるのは、イイ年こいた大人の態度ではないと思うよ。
結局は、「批判する」、「文句をつける」ことになる。が、しかしこの「批判」、「文句」をもう少し詳しく考えてみよう。
最初は「疑い」を持つことだ。
「批判から入らない」という態度は「疑いを持たない」という事だと思う。
他人を100%信じるのは尊い行為だとは思うよ。でも世の中、信じてバカを見たことはイイ年こいた大人なら多少なりとも経験あるだろう。
私たちの税金を元手に市民福祉のために邁進するのが市長、市議会議員の努め、使命だ。
その使命を100%信じるのは、そりゃ結構なことですけど、貴重な財源の使い道を監視することこそがイイ年こいた大人、つまり私たち有権者の真っ当な態度だと思いますよ。
監視するってことはつまり「疑う」こと。常に彼らがマトモに仕事をしてくれているか見ていなければならないと思う。
疑うことを怠るとどうなるか。
例えば先日皆さんのお宅にも配られたであろう選挙公報で見てみる。
村田こうすけ氏は「課題・早期目標」として、1)新城駅エレベーター設置と駅周辺整備バリアフリー化 を挙げておられる。
「課題・早期目標」とは、未だ実現されていない意味を表すと思うのだけれども。

こちらの画像は長田議員のfacebookから引用させてもらったものだが、今年の9月定例会においてすでに「駅周辺整備バリアフリー化」については工事着手、供用開始の時期が決まっている。「エレベーター設置」も計画ができているようで、市の予算でJR東海が工事実施も決まっているようだ。
すでにここまで決まっていることを「課題・早期目標」と言い切るとはどういう了見か。
でも9月定例会でのこの長田議員の質問、市からの答弁を知らない市民にとってはどうだろうか。
村田氏の「課題・早期目標」がすぐに実現化されることに驚くのではなかろうか。
そして村田氏の有言実行力を褒め称えるんだろうかね。
これが疑わないことの成れの果てだ。
そうは言っても、私もこの件をたまたまよく覚えていたからピンときたのであって、やはり知らなければ「村田氏、スゴイじゃん」とか呑気に思っていたかもしれない。
そう、次に大事なのは「知る」ことだ。
「疑う」ことがまず大事だが、その「疑い」だけを材料にして思ったことを言うだけでは、それはデマやウソになってしまう。
疑いを裏付ける「事実」を知らなくてはいけない。そこで初めて「批判」「文句」が成立するのだと思っている。
「事実」を知ることに対しては様々なアプローチがある。
私が先に挙げたのは村田氏の言ってることに対しての反論的な事実といえるだろうか。
今回の選挙のように、「人物」を選ぶときには、その人物が過去何をしてきたか、言ってきたか、という事実も、知るための重要なアプローチになると思う。
例えばその人物が前議員だった場合、どんなに景気の良い「未来に向けてやりたいコト」を述べていても、過去の議員活動でなんの成果も出せていなかったら、果たしてその人物の言っているコトに信頼を寄せることができるだろうか。
あるいは成果が出ていなくても、議員活動において不真面目であったり、議会に無用な混乱を招いていたり、そういう人物の言うコトが信じられるだろうか。
「事実を知る」ということは以上のように、過去を調べる、過去を知る、ということになる。
9月の定例会の新聞記事を引用したり、あるいは議会改革検討会議に一度も傍聴に来なかったとか、住民投票のときの実務協議のときに変則的な動きをしたりとか、などなど。
過去を知っておかなくては、今の景気の良い「未来に向けてやりたいコト」に、だまされてしまうということだ。
しかし生憎、過去の事ってのは忘れてしまう。
よっぽど腹の立つことなど強烈な印象でもない限り、大概の事は忘れてしまう。そして、今、声高に叫んでいる景気の良い「未来に向けてやりたいコト」にだまされてしまうのだ。
市長・市議会議員候補さんたちで、過去を振り返り総括の弁を述べつつ未来を語る人物なんてほとんどいない。
彼らの過去は、私たち自身が手間暇かけて調べなければわからない。
これはかなり不公平だ。過去の議員活動なんて黙ってりゃわかんないとでも思っているのだろう。
「政策で市長、市議会議員を選ぶ」なんてのも聞こえはいいけれども、要は「過去の事は黙っていましょうや」という意味にもなることを忘れてはいけない。
過去の事を知る良い手助けになるのは、こちらでもお馴染み「パパゲーノの夢」さんの10月25日の記事、
「テスト形式で新城市の問題をチェック」だ。
これには答えそのものは書いていないけれども、この問題文で検索すれば続々と関係議員の名前が出てくるだろう。
投票は明日だけれども、候補者の皆さんの過去の活動をなるべく知っておいてほしいと思う。
そのような「批判」精神を持ち続けていきたいと思っている。
2017年10月28日 Posted by けま at 09:14 │Comments(2) │市議会議員選挙
今回の新城市長選挙を眺めてみて
「新城市長選挙合同個人演説会」が先日行われて、大きな混乱も無く終了した。
先日のブログでも書いたように、お祭り的な選挙パフォーマンスが見られるかと多少の期待を抱いて出かけたが、前3回の公開討論会と同じ趣向のモノとなった。
「合同個人演説会」で検索してみると、なかなか興味深い記事があった。
・「東京都知事選で合同個人演説会を!~重要課題をしっかりと都民の前で議論をしてほしい」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kodamakatsuya/20140126-00031995/
※児玉克哉氏 SSI大学(インド)教授/国際平和イノベーション研究所長
・「【都知事選】そして誰もいなくなった公開討論会」
http://otokitashun.com/blog/daily/2249/
※東京都議会議員(北区選出)『おときた駿』氏のブログ
2014年の東京都知事選での政策討論の顛末が書かれている。
結局開催されなかったようだが、その理由として
・選挙戦に入ると、分刻みの予定が組まれます。街頭演説、個人演説会、握手周り、個人的な面会など、食事をとるのもおむすびを数分で食べるくらいです。重要なものと位置づけなければ、選挙戦に入ってから、主要な立候補者の予定を合わせることはまず無理です。
(児玉氏の記事より)
1. 選挙期間中に公開討論会を行うことができないから
・第三者が主催する公開討論会は行えないことになります。
・一応、候補者同士が予定を調整して自ら主催(共催)の「合同演説会」を行えば、公開討論会的なものを開くことは理論的には可能ですが、現実的にはまず不可能です。
例えるなら、路上でヒートアップして殴り合ってる不良たちに「おまえら、リングとルールを自分たちで作ってそれに従って冷静に戦え!」と言って試合をやらせるくらい不可能です。
ま、選挙は始まってしまえば闘争・戦争ですから(苦笑)。
2. 公開討論会は、基本的に守る側が不利だから
・攻める方(新人、知名度低い側)が有利で、守る方(現職、実績のある側)が不利です。
(おときた氏のブログより)
と、いうことらしい。
選挙に勝つために候補者は死にもの狂いなのだという事がわかるし、そのためには余計なコトなどしていられないのだろう。とくにおときた氏は現役の都議会議員で、選挙戦を潜り抜けてきた経験者だ。言ってることに実感がこもっている。
それは新城市のような田舎でも多分同じなのだろう。と考えてみれば、今回の3候補者ともよく協力してくれたと思う。
おときた氏のことばを借りれば、
「路上でヒートアップして殴り合ってる不良たち」に「「リングとルールを自分たちで作ってそれに従って冷静に戦え!」と言って試合をやらせ」ること、それが実現してしまったのだから。
これを現実化したのは、今回3陣営から選抜者から成る実行委員会のみなさんのおかげでもある。
当初は私も自分のブログで「3候補者が自前でやればいい」と言っていたが、やはり大きな会場でやるとか、ネットで流すとか、チラシを作って配布するなど「お知らせ(情報伝達)」をどうするか、などを考えると実行委員会のような組織があってよかったと思う。
敵対関係にある陣営同士がよくも実行委員会を作り協力して活動できたものだと言う声を聞くが、これもその陣営の親分である候補者が『 主催 』した、ということが強く効いたと思う。
それがよく表れていたのが最後の合同個人演説会。
山本氏がコーディネーターになった順番回では白井氏にはほとんど発言機会がなかった。
選挙期間中でもありとにかくアピールしたい演説会の場において、こんなことは白井氏の後援会にしてみればとんでもなく容認しがたいことに違いない。
開催した団体に猛烈に抗議したい、ヤジも飛ばしたいに違いないと思ったのだが、実際そんなことはなかった。(あったかもしれないが、今のところ聞いていないw)
これも候補者をお客さんとしない、つまり候補者自身の開催だから、候補者の皆さんが納得していれば(発言時間が短くても)、それ以外の人(例え後援会の人でも)が口出しするようなことではないと、言ってしまえるからだろう。
開催団体つまり今回の実行委員会も言い訳が立つのだな。実務をやる人間にとってはありがたかっただろう。
というように、今回の公開政策討論会、合同個人演説会は、3候補者が選挙の勝負だけを考えずに市民へ自分の政策を届けたいという思いが実現させたものであると思う。
誰が当選するかの行方も気になるが、今回の市長選挙戦に立候補した3人の候補者は新城市の選挙の歴史に大切な足跡を残したと言えるだろう。
あと2日しかないが、3人の市長候補者のみなさんには悔いない戦いをしてほしいと思う。
先日のブログでも書いたように、お祭り的な選挙パフォーマンスが見られるかと多少の期待を抱いて出かけたが、前3回の公開討論会と同じ趣向のモノとなった。
「合同個人演説会」で検索してみると、なかなか興味深い記事があった。
・「東京都知事選で合同個人演説会を!~重要課題をしっかりと都民の前で議論をしてほしい」
https://news.yahoo.co.jp/byline/kodamakatsuya/20140126-00031995/
※児玉克哉氏 SSI大学(インド)教授/国際平和イノベーション研究所長
・「【都知事選】そして誰もいなくなった公開討論会」
http://otokitashun.com/blog/daily/2249/
※東京都議会議員(北区選出)『おときた駿』氏のブログ
2014年の東京都知事選での政策討論の顛末が書かれている。
結局開催されなかったようだが、その理由として
・選挙戦に入ると、分刻みの予定が組まれます。街頭演説、個人演説会、握手周り、個人的な面会など、食事をとるのもおむすびを数分で食べるくらいです。重要なものと位置づけなければ、選挙戦に入ってから、主要な立候補者の予定を合わせることはまず無理です。
(児玉氏の記事より)
1. 選挙期間中に公開討論会を行うことができないから
・第三者が主催する公開討論会は行えないことになります。
・一応、候補者同士が予定を調整して自ら主催(共催)の「合同演説会」を行えば、公開討論会的なものを開くことは理論的には可能ですが、現実的にはまず不可能です。
例えるなら、路上でヒートアップして殴り合ってる不良たちに「おまえら、リングとルールを自分たちで作ってそれに従って冷静に戦え!」と言って試合をやらせるくらい不可能です。
ま、選挙は始まってしまえば闘争・戦争ですから(苦笑)。
2. 公開討論会は、基本的に守る側が不利だから
・攻める方(新人、知名度低い側)が有利で、守る方(現職、実績のある側)が不利です。
(おときた氏のブログより)
と、いうことらしい。
選挙に勝つために候補者は死にもの狂いなのだという事がわかるし、そのためには余計なコトなどしていられないのだろう。とくにおときた氏は現役の都議会議員で、選挙戦を潜り抜けてきた経験者だ。言ってることに実感がこもっている。
それは新城市のような田舎でも多分同じなのだろう。と考えてみれば、今回の3候補者ともよく協力してくれたと思う。
おときた氏のことばを借りれば、
「路上でヒートアップして殴り合ってる不良たち」に「「リングとルールを自分たちで作ってそれに従って冷静に戦え!」と言って試合をやらせ」ること、それが実現してしまったのだから。
これを現実化したのは、今回3陣営から選抜者から成る実行委員会のみなさんのおかげでもある。
当初は私も自分のブログで「3候補者が自前でやればいい」と言っていたが、やはり大きな会場でやるとか、ネットで流すとか、チラシを作って配布するなど「お知らせ(情報伝達)」をどうするか、などを考えると実行委員会のような組織があってよかったと思う。
敵対関係にある陣営同士がよくも実行委員会を作り協力して活動できたものだと言う声を聞くが、これもその陣営の親分である候補者が『 主催 』した、ということが強く効いたと思う。
それがよく表れていたのが最後の合同個人演説会。
山本氏がコーディネーターになった順番回では白井氏にはほとんど発言機会がなかった。
選挙期間中でもありとにかくアピールしたい演説会の場において、こんなことは白井氏の後援会にしてみればとんでもなく容認しがたいことに違いない。
開催した団体に猛烈に抗議したい、ヤジも飛ばしたいに違いないと思ったのだが、実際そんなことはなかった。(あったかもしれないが、今のところ聞いていないw)
これも候補者をお客さんとしない、つまり候補者自身の開催だから、候補者の皆さんが納得していれば(発言時間が短くても)、それ以外の人(例え後援会の人でも)が口出しするようなことではないと、言ってしまえるからだろう。
開催団体つまり今回の実行委員会も言い訳が立つのだな。実務をやる人間にとってはありがたかっただろう。
というように、今回の公開政策討論会、合同個人演説会は、3候補者が選挙の勝負だけを考えずに市民へ自分の政策を届けたいという思いが実現させたものであると思う。
誰が当選するかの行方も気になるが、今回の市長選挙戦に立候補した3人の候補者は新城市の選挙の歴史に大切な足跡を残したと言えるだろう。
あと2日しかないが、3人の市長候補者のみなさんには悔いない戦いをしてほしいと思う。
2017年10月27日 Posted by けま at 10:52 │Comments(0) │市長選挙
“合同”って、どんな感じになるんだ! 「新城市長選挙合同個人演説会」
明日、というかもう今日だが、「新城市長選挙合同個人演説会」が開催される。
本日10月24日(火)午後7時~ 新城文化会館大ホール にて。
今回の「合同個人演説会」。
なんだかおもしろいネーミングだし、どういう状況なのか想像してみるとなかなか滑稽感もある。
個人演説会ならわかる。
会場はどこでもいいけど、候補者おひとりが聴衆に向って演説するのだね。
聴衆にはもちろん支持者、応援者の動員をかける。
そして演説する候補者はこう思う(多分)
『 オレの演説をたくさんの人が聞いている(動員かけたけどネ)。まだ投票に迷っている人も、この人だかり(動員だけど)を見れば“こんなに支持者がいるならこの人にしよう”と思うはず 』
とまぁ、ひとつのパフォーマンスでもあるのだろう。
ホントは演説の「内容」を聞いて欲しいものだと私は思うし、候補者だってマジメに市政の事を考えているなら演説内容に傾聴してほしいと思ってるはずだけどね。
ま、これは置いといて。
さて、で、これを「 合同 」でやる。
一体どうなるのか?
演説に関しては各候補者が順番に、与えられた時間分バーっと演説して、で終わりですかね。
3人とも聞いいてみたいという人にとっては、順番にそれぞれがそれぞれの政策やら市長への抱負を勝手にしゃべり倒して、で終わりって感じでしょうか。
それぞれの演説会に足を運ばないでいい分、楽ができるでしょうかね。
演説者の回転ずしって感じかねw
では、先ほど挙げたパフォーマンスについてはどうか?
選挙期間中なので、やっぱ聴衆には動員をかけるだろうか。
十分考えられるゾ(笑。
・・・てことは、演説の順番ごとに聴衆の入れ替えが自然に起こることになるでしょうか。
つまり、候補者にとっては「自分の演説の時には一人でも多くの聴衆が欲しい」。
↓
候補者演説タイムにはその陣営の動員聴衆が会場を埋め尽くす(“尽くす”かどうかわわからんけど)
↓
候補者演説タイムのみ要請を受けた動員衆は他の候補者の演説を聞く義理はない。
↓
かくして、その候補者の動員衆の一斉退席が始まる。
↓
同時に次の候補者の動員衆の会場埋め尽くしが始まる・・・・
こんな感じの大移動が行なわれるのだろうかのぅ?
これは割と見ものかもしれん。
そして動員のかけ具合によっては、他候補への大規模な示威行動にもなる。
つまり「オレんとこの支持者はこんなにいるんだぜ!」的な。
うーむ、しかしそんなに戦闘的な候補者は新城市にいるだろうか。
いたら面白いよねぇ。
他にも、とにかく選挙期間中なんだから選挙的パフォーマンスを見てみたい。
各陣営にはカラーが決まっているでしょ?その旗を会場の文化会館に並べまくるとか。
もうこんなの早いもん勝ちだからさ、今日の朝早くから旗並べとか始めちゃって、他陣営の旗なんか置けないくらいにしちゃったりとか。
敷地の入り口から大ホール入りまで支持者の列を作って小旗振らせるとか。
街宣車を敷地前に並べるのも見栄えがするよね。
政策中心の白井氏にはこういうパフォーマンスってムリそうだけど、新城オモシロ化を掲げている山本氏とかやってほしいね。
逆に現職が組織力を生かしてこういうことやってきたら、もう挑戦者はかなわんだろうねw
とまぁこんな感じで、市民の皆さんは妄想を膨らませて、期待を込めて、見物に行かれるがよかろうよ(笑。
もしマトモな演説、例えば「せっかく一緒にやってるんだから討論でもしてみましょうか」みたくなっても、それはそれでマジメに市長選挙を考えるネタになるし。
てなわけで、本日の『 新城市長選挙合同個人演説会 』、ぜひ足をお運びくださいませ。
私も見物に行きますw
本日10月24日(火)午後7時~ 新城文化会館大ホール にて。
今回の「合同個人演説会」。
なんだかおもしろいネーミングだし、どういう状況なのか想像してみるとなかなか滑稽感もある。
個人演説会ならわかる。
会場はどこでもいいけど、候補者おひとりが聴衆に向って演説するのだね。
聴衆にはもちろん支持者、応援者の動員をかける。
そして演説する候補者はこう思う(多分)
『 オレの演説をたくさんの人が聞いている(動員かけたけどネ)。まだ投票に迷っている人も、この人だかり(動員だけど)を見れば“こんなに支持者がいるならこの人にしよう”と思うはず 』
とまぁ、ひとつのパフォーマンスでもあるのだろう。
ホントは演説の「内容」を聞いて欲しいものだと私は思うし、候補者だってマジメに市政の事を考えているなら演説内容に傾聴してほしいと思ってるはずだけどね。
ま、これは置いといて。
さて、で、これを「 合同 」でやる。
一体どうなるのか?
演説に関しては各候補者が順番に、与えられた時間分バーっと演説して、で終わりですかね。
3人とも聞いいてみたいという人にとっては、順番にそれぞれがそれぞれの政策やら市長への抱負を勝手にしゃべり倒して、で終わりって感じでしょうか。
それぞれの演説会に足を運ばないでいい分、楽ができるでしょうかね。
演説者の回転ずしって感じかねw
では、先ほど挙げたパフォーマンスについてはどうか?
選挙期間中なので、やっぱ聴衆には動員をかけるだろうか。
十分考えられるゾ(笑。
・・・てことは、演説の順番ごとに聴衆の入れ替えが自然に起こることになるでしょうか。
つまり、候補者にとっては「自分の演説の時には一人でも多くの聴衆が欲しい」。
↓
候補者演説タイムにはその陣営の動員聴衆が会場を埋め尽くす(“尽くす”かどうかわわからんけど)
↓
候補者演説タイムのみ要請を受けた動員衆は他の候補者の演説を聞く義理はない。
↓
かくして、その候補者の動員衆の一斉退席が始まる。
↓
同時に次の候補者の動員衆の会場埋め尽くしが始まる・・・・
こんな感じの大移動が行なわれるのだろうかのぅ?
これは割と見ものかもしれん。
そして動員のかけ具合によっては、他候補への大規模な示威行動にもなる。
つまり「オレんとこの支持者はこんなにいるんだぜ!」的な。
うーむ、しかしそんなに戦闘的な候補者は新城市にいるだろうか。
いたら面白いよねぇ。
他にも、とにかく選挙期間中なんだから選挙的パフォーマンスを見てみたい。
各陣営にはカラーが決まっているでしょ?その旗を会場の文化会館に並べまくるとか。
もうこんなの早いもん勝ちだからさ、今日の朝早くから旗並べとか始めちゃって、他陣営の旗なんか置けないくらいにしちゃったりとか。
敷地の入り口から大ホール入りまで支持者の列を作って小旗振らせるとか。
街宣車を敷地前に並べるのも見栄えがするよね。
政策中心の白井氏にはこういうパフォーマンスってムリそうだけど、新城オモシロ化を掲げている山本氏とかやってほしいね。
逆に現職が組織力を生かしてこういうことやってきたら、もう挑戦者はかなわんだろうねw
とまぁこんな感じで、市民の皆さんは妄想を膨らませて、期待を込めて、見物に行かれるがよかろうよ(笑。
もしマトモな演説、例えば「せっかく一緒にやってるんだから討論でもしてみましょうか」みたくなっても、それはそれでマジメに市長選挙を考えるネタになるし。
てなわけで、本日の『 新城市長選挙合同個人演説会 』、ぜひ足をお運びくださいませ。
私も見物に行きますw
2017年10月24日 Posted by けま at 02:52 │Comments(0) │市長選挙
『市民自治政策』 各市長候補者のみなさんの比較(山本氏の性格への妄想)
3回に渡って行われる公開政策討論会も今日でいよいよ最後。
本日10月19日(木)19時より 新城文化会館 小ホール にて開催。
討論のテーマは『市民自治政策』。
こちらのブログでも候補者3人のそれぞれの政策の違いを独断と偏見で比較してきたが、最後の「市民自治政策」がまだ手つかずのままだ(笑。
ここで投げ出してしまうのも後味が悪いし、幸いなことに今日は会場に行けるので、自分の考えの整理のためにもひとつ頑張ってみよう。
山本氏の政策に関する資料は「 『人口政策』 各市長候補者のみなさんの比較 」の時に画像を張り付けたモノ以来、新しい資料を目にしていない。
なのでその時の資料を改めて読んでみたのだが、「市民自治政策」に関係すると思われる政策が見当たらない。
山本氏の政策は「私がやる!」「私が提供する!」と、こんな感じのものばかりで、その政治姿勢は「市民と共に成し遂げよう」というより「市民は行政のお客さん」という印象を強く受ける。
山本氏は市民自治には無関心なのか? といえばそういうわけでもなく、ブログを過去にさかのぼって読んでいけば、産廃業者に反対する運動、高齢者に向けた歌声喫茶、親子合唱団での活動、障碍者向けのパソコン訓練などなど、多くの分野で市民と交わり活動を続けている。
政策に、市民との共同・共働を書かない。 しかしご本人は積極的に市民との共同・共働に努めている。
この有り様を皆さんはどう思われるだろうか?
山本氏の件はちょっと置いといて、次は穂積氏。
穂積氏の「市民自治政策」の経歴は煌びやかだ。
2015年第10回マニフェスト大賞で優秀マニフェスト賞(首長)を穂積氏が受賞(特に「若者が活躍するまちをめざす総合的政策(若者政策)」に力を入れたこと)し、同じく2016年第11回ではシチズンシップ推進賞の最優秀賞を「新城市若者議会」が受賞。
「マニフェスト大賞」を検索してみると、
「地方自治体の議会・首長等や地域主権を支える市民等の、優れた活動を募集し、表彰するものです。」
と書かれている。
「市民自治活動」とはズバリ書いては無いけれども、「地域主権を支える市民の優れた活動」は、すなわち市民自治活動と同義であると言っていいだろう。
穂積市政での「市民自治政策」が形にしたモノ、つまりマニフェスト大賞を受賞した「若者議会」という『仕組み(システム)』 。
この「仕組み」を「作ったこと」。これは確かに穂積氏の市民自治政策の優秀な成果だ。
そして穂積氏の市民自治政策の特徴は、このように「仕組み(システム)」を作ること、と言っていいだろう。
「若者議会」の他にも「地域自治区」、地域自治区の事を話し合う「地域協議会」。
それらの仕組みの大元「新城市自治基本条例」。
新城市自治基本条例がうまく機能しているか検証する「市民自治会議」。
自治基本条例に基づき年1回の開催が義務付けられている市民まちづくり集会を運営するための「市民まちづくり集会実行委員会」。
それぞれの仕組みにはその仕組みを法律的に裏付ける「条例」も作られている。
自らが作った「仕組み」は穂積氏の誇りだろうと思う。
実際、自画自賛ではなく外部機関から「マニフェスト大賞」を受賞しているのだから。
しかしマニフェスト大賞の賞している部分は「活動」ではないのだろうか?
→ 「地域主権を支える市民の『優れた活動』」
『活動』ならば、将来的に何らかの成果を出さねばならないはずだ。
「仕組み」作りに精を出すのも結構だが、マニフェスト大賞受賞を誇るとしたら「活動」が「成果」を生み出すための積極的な働きかけをしなくてはいけない。
穂積氏は市民自治活動にも力を入れているのだろうか?
そもそも、仕組み作りまでが己の仕事、としか思っていないのではないか?
そもそも、市民自治活動に興味はあるのか? 市民自治活動のなんらかの経験はあるのか?
ここで、先に挙げた山本氏との対照的な違いがあるように感じられる。
穂積氏は市民自治活動の経験が無いのではないか?
市民自治の理念、それに基づく市民自治のあるべき姿を机上で空想するが故に、仕組み作りばかりに頭脳を回転させてしまうのだ。
山本氏は今も現役で市民の抱える様々な課題に取り組んでいる。
多分行政を頼らず、あるいは過大な期待をせず、もらえる補助金は頂きつつ己の周囲の人々の協力を仰いで、後は自分のアイディアで様々な活動に取り組んできたのではないか。
そしてそういう活動スタイルが「市民活動」の当たり前で常識的なスタイルだと思っているのではないか。
・穂積氏が最近のマニフェストでも「新たな4つの機構」と題し、ま た し て も 「仕組み作り」を打ち出していること。
・山本氏の選挙資料に市民自治の関わる記述が見当たらないこと。
この2つの対照的な違いは、私の以上による長い妄想によれば(笑、この2氏の市民自治活動への経験・アプローチの違いによるものだと思われるのだ。
ところで、なぜ山本氏の政策資料に市民自治関係の政策が書かれていないのだろうか?
山本氏のブログをつらつらと読んでいると、障碍者や高齢者、もちろん一般市民にも目を向けた様々な活動をしていることがわかる。アイディアや目の付け所も豊富だし、補助金交付も積極的に活用しているようだ。
ここまで経験をもっていながら、それを市政に反映させることに思い至らないのはなぜだろう?
少し前に市民が手掛ける小規模水力発電の話を聞く機会があった。
印象に残っているのは補助金交付の手続きの煩雑さの訴えだった。最初の交付はもちろん、修理費用までもわざわざ申請が必要でその書類準備がマジでめんどくさいらしく、ヤル気を認められての交付金が逆にヤル気を削ぐという笑えない経験談だった。
こういう現状を山本氏も経験、あるいは知っているのではないか?
もう単純に「市民活動のための補助金交付申請の手続き簡素化を目指します!」みたいなことを政策に取り上げればいいんじゃないかと思うのだ。
一体なぜ?
ここから妄想だけれどもw、多分山本氏は事務処理能力に長けていて、こういう書類をパッパと仕上げることが得意、というかむしろ『 好き 』なんじゃないか?
市民活動への障壁になっていることを自らの力で克服することが『 好き 』なんじゃないか?
市民活動に障壁はつきもので、文句を言っても始まらない。
本気で市民活動に取り組むなら「私のように」障壁を乗り越えろ、とか思ってんじゃないか。
自らに試練を与えることが好きで、周りの人もそうであるべき、とさえ思ってんじゃないんですかね?
と、妄想を働かせると、政策が「市民は行政のお客さん」に見えるのは、自分に試練を与える=自分は犠牲になる=市民には迷惑・苦労はかけない、という表れにも見えてくる。
そういえば政策の中に「市長給与は人口増減連動型にする」とあったはずだ。
これなんかも自己犠牲の表れのように思えてくる。
だから、市民自治活動に自己犠牲ありきが当然と考えている山本氏にとっては、自己犠牲を強いることになる市民自治活動を市長としての政策には取り上げられなかったのではないだろうか?
政策の比較がぐだぐだになってしまい、最後には山本氏の性格を妄想するまでになってしまった。
大変長くなったので、ここらでいったん終わる。
本日10月19日(木)19時より 新城文化会館 小ホール にて開催。
討論のテーマは『市民自治政策』。
こちらのブログでも候補者3人のそれぞれの政策の違いを独断と偏見で比較してきたが、最後の「市民自治政策」がまだ手つかずのままだ(笑。
ここで投げ出してしまうのも後味が悪いし、幸いなことに今日は会場に行けるので、自分の考えの整理のためにもひとつ頑張ってみよう。
山本氏の政策に関する資料は「 『人口政策』 各市長候補者のみなさんの比較 」の時に画像を張り付けたモノ以来、新しい資料を目にしていない。
なのでその時の資料を改めて読んでみたのだが、「市民自治政策」に関係すると思われる政策が見当たらない。
山本氏の政策は「私がやる!」「私が提供する!」と、こんな感じのものばかりで、その政治姿勢は「市民と共に成し遂げよう」というより「市民は行政のお客さん」という印象を強く受ける。
山本氏は市民自治には無関心なのか? といえばそういうわけでもなく、ブログを過去にさかのぼって読んでいけば、産廃業者に反対する運動、高齢者に向けた歌声喫茶、親子合唱団での活動、障碍者向けのパソコン訓練などなど、多くの分野で市民と交わり活動を続けている。
政策に、市民との共同・共働を書かない。 しかしご本人は積極的に市民との共同・共働に努めている。
この有り様を皆さんはどう思われるだろうか?
山本氏の件はちょっと置いといて、次は穂積氏。
穂積氏の「市民自治政策」の経歴は煌びやかだ。
2015年第10回マニフェスト大賞で優秀マニフェスト賞(首長)を穂積氏が受賞(特に「若者が活躍するまちをめざす総合的政策(若者政策)」に力を入れたこと)し、同じく2016年第11回ではシチズンシップ推進賞の最優秀賞を「新城市若者議会」が受賞。
「マニフェスト大賞」を検索してみると、
「地方自治体の議会・首長等や地域主権を支える市民等の、優れた活動を募集し、表彰するものです。」
と書かれている。
「市民自治活動」とはズバリ書いては無いけれども、「地域主権を支える市民の優れた活動」は、すなわち市民自治活動と同義であると言っていいだろう。
穂積市政での「市民自治政策」が形にしたモノ、つまりマニフェスト大賞を受賞した「若者議会」という『仕組み(システム)』 。
この「仕組み」を「作ったこと」。これは確かに穂積氏の市民自治政策の優秀な成果だ。
そして穂積氏の市民自治政策の特徴は、このように「仕組み(システム)」を作ること、と言っていいだろう。
「若者議会」の他にも「地域自治区」、地域自治区の事を話し合う「地域協議会」。
それらの仕組みの大元「新城市自治基本条例」。
新城市自治基本条例がうまく機能しているか検証する「市民自治会議」。
自治基本条例に基づき年1回の開催が義務付けられている市民まちづくり集会を運営するための「市民まちづくり集会実行委員会」。
それぞれの仕組みにはその仕組みを法律的に裏付ける「条例」も作られている。
自らが作った「仕組み」は穂積氏の誇りだろうと思う。
実際、自画自賛ではなく外部機関から「マニフェスト大賞」を受賞しているのだから。
しかしマニフェスト大賞の賞している部分は「活動」ではないのだろうか?
→ 「地域主権を支える市民の『優れた活動』」
『活動』ならば、将来的に何らかの成果を出さねばならないはずだ。
「仕組み」作りに精を出すのも結構だが、マニフェスト大賞受賞を誇るとしたら「活動」が「成果」を生み出すための積極的な働きかけをしなくてはいけない。
穂積氏は市民自治活動にも力を入れているのだろうか?
そもそも、仕組み作りまでが己の仕事、としか思っていないのではないか?
そもそも、市民自治活動に興味はあるのか? 市民自治活動のなんらかの経験はあるのか?
ここで、先に挙げた山本氏との対照的な違いがあるように感じられる。
穂積氏は市民自治活動の経験が無いのではないか?
市民自治の理念、それに基づく市民自治のあるべき姿を机上で空想するが故に、仕組み作りばかりに頭脳を回転させてしまうのだ。
山本氏は今も現役で市民の抱える様々な課題に取り組んでいる。
多分行政を頼らず、あるいは過大な期待をせず、もらえる補助金は頂きつつ己の周囲の人々の協力を仰いで、後は自分のアイディアで様々な活動に取り組んできたのではないか。
そしてそういう活動スタイルが「市民活動」の当たり前で常識的なスタイルだと思っているのではないか。
・穂積氏が最近のマニフェストでも「新たな4つの機構」と題し、ま た し て も 「仕組み作り」を打ち出していること。
・山本氏の選挙資料に市民自治の関わる記述が見当たらないこと。
この2つの対照的な違いは、私の以上による長い妄想によれば(笑、この2氏の市民自治活動への経験・アプローチの違いによるものだと思われるのだ。
ところで、なぜ山本氏の政策資料に市民自治関係の政策が書かれていないのだろうか?
山本氏のブログをつらつらと読んでいると、障碍者や高齢者、もちろん一般市民にも目を向けた様々な活動をしていることがわかる。アイディアや目の付け所も豊富だし、補助金交付も積極的に活用しているようだ。
ここまで経験をもっていながら、それを市政に反映させることに思い至らないのはなぜだろう?
少し前に市民が手掛ける小規模水力発電の話を聞く機会があった。
印象に残っているのは補助金交付の手続きの煩雑さの訴えだった。最初の交付はもちろん、修理費用までもわざわざ申請が必要でその書類準備がマジでめんどくさいらしく、ヤル気を認められての交付金が逆にヤル気を削ぐという笑えない経験談だった。
こういう現状を山本氏も経験、あるいは知っているのではないか?
もう単純に「市民活動のための補助金交付申請の手続き簡素化を目指します!」みたいなことを政策に取り上げればいいんじゃないかと思うのだ。
一体なぜ?
ここから妄想だけれどもw、多分山本氏は事務処理能力に長けていて、こういう書類をパッパと仕上げることが得意、というかむしろ『 好き 』なんじゃないか?
市民活動への障壁になっていることを自らの力で克服することが『 好き 』なんじゃないか?
市民活動に障壁はつきもので、文句を言っても始まらない。
本気で市民活動に取り組むなら「私のように」障壁を乗り越えろ、とか思ってんじゃないか。
自らに試練を与えることが好きで、周りの人もそうであるべき、とさえ思ってんじゃないんですかね?
と、妄想を働かせると、政策が「市民は行政のお客さん」に見えるのは、自分に試練を与える=自分は犠牲になる=市民には迷惑・苦労はかけない、という表れにも見えてくる。
そういえば政策の中に「市長給与は人口増減連動型にする」とあったはずだ。
これなんかも自己犠牲の表れのように思えてくる。
だから、市民自治活動に自己犠牲ありきが当然と考えている山本氏にとっては、自己犠牲を強いることになる市民自治活動を市長としての政策には取り上げられなかったのではないだろうか?
政策の比較がぐだぐだになってしまい、最後には山本氏の性格を妄想するまでになってしまった。
大変長くなったので、ここらでいったん終わる。
2017年10月19日 Posted by けま at 10:27 │Comments(0) │市長選挙
公開政策討論会 2回目
本日、公開政策討論会の2回目。
チラシでは「鳳来会場」となっているが、会場の名前を見ると「新城市開発センター」。
ちょいと混乱してしまいそう。お間違えの無いように(笑)。
旧鳳来町役場の横の建物なので、最寄駅は本長篠駅になります。
道を挟んだところの大きな駐車場があるので、皆さん気兼ねなく車で乗り付けて下さいませ。
前回の作手会場での様子はYoutubeですでに公開されていて、なかなかの盛況だった模様。
→ 【作手会場:どうなる人口?】新城市長選挙立候補予定者公開政策討論会 https://www.youtube.com/watch?v=lqjnYLtbR0c&t=2s
今回も盛り上がるといいですなぁ。
今回のテーマは「かせぐまち」、「産業政策」について3氏の政策を討論してもらう。
政策の比較は自分のブログでも行なったが、それは現在公開されているHPのマニフェストや資料を読んでの事。
当日その会場で候補者の口から語られる政策の真意もあるだろう。
だから一番良いのは、やはり会場まで足を運んで候補者本人の語りを聞くことだと思う。
面倒くさいことだとは思うけど。
私ごとだが、Youtubeに公開されている討論会を見たけれども、実はなかなか「見よう!」と言う気持ちにならなかった。こんだけ討論会のことを書いてるにもかかわらずw
「この先2時間近くもパソコン画面を見とらなアカンのか」、「しかもオッサン3人のトークを・・・。」と思うと憂鬱な気分になってくるのだ。
いつでも、どこでも、自宅でも、などという便利な環境は却って億劫な気分を増大させる。
とにかく行ってみる!
私もそういう億劫な気分になるのは自分でわかっているから、こういうイベントには足を運ぶようにしている。
行けばそれなりに気分も高まって、割とオッサン候補者の話も耳に入ってくるものだ。
というわけで、私もぜひ行きたいのだけれども今回も仕事で行けない。
幸いというか、今回も当日会場で配られる3人の政策シートを読むことができた。
少しまとめてみよう。
白井氏
政策のブレはなく、当初から主張している「3つの稼げる化」が産業政策の柱だ。
それに加えて注目したいワードは『 市内経済の循環 』だ。
・なにゆえ「市内経済の循環」なのか?
・どういう策でもって「市内経済の循環」を果たすことができるのか?
この2点を念頭に置いて白井氏の話、3氏の討論を聞くと意味が分かりやすいのではないかと思う。
穂積氏
政策シートでは、新城市の置かれた交通環境を活かした企業誘致についての言及はかなり少ない。
「企業誘致」は具体的な政策(シートでは具体的メニューと記述)という位置づけで、もう一つ上の大きな目標を掲げてることが特徴的だ。
それは、『 当面の目標1000人(今後10年間で3000人)の雇用創出 』
これは人口政策でも挙げていた数値で、単純に産業政策でのみ語ることができない数字だと思う。
ここは眉に唾して聞きたいところだ。
つまり前にも書いたけれども、「雇用創出」は「定住化」とセットにしないと意味が無いのではないかということだ。
『 新城市外から1000人、3000人やってきて、新城市内で昼間働いてもらう 』
これでも目標は達成されたことになる。で、それにどういう意味があるのか?
『 1000人、3000人規模雇用を生み出す複数の企業が新城市にできた。 』
つまりこういうことで、その企業からの税収は見込めるのがひとつ。
もうひとつは、昼間人口の増大で、新城市昼間の経済活動が多少活発になる(朝昼夕に市内で食事をするとか、行き帰りに市内で何か買うとか、後何かある?)、という事が考えられるだろうか。
・雇用創出が新城市の経済活動をどう刺激するのか?
・税収のアップに繋がるのか。
この2点、注意して穂積氏の話を聞きたいところだ。
あ、そうそう、穂積氏独自の理屈として、「年金をもらう人が増えると、市の所得が増える」理論もよく聞いて欲しい。
・年金生活者の所得をどうやって新城市の経済活動に組み込んでいくのか?
・年金生活者の人口比は高い、が、新城市全体の人口が減少化している、ので、新城市の必要とする予算を潤すほどの年金収入は実際あるのかどうか?
この辺りもよく耳を済ませたいところだ。
チラシでは「鳳来会場」となっているが、会場の名前を見ると「新城市開発センター」。
ちょいと混乱してしまいそう。お間違えの無いように(笑)。
旧鳳来町役場の横の建物なので、最寄駅は本長篠駅になります。
道を挟んだところの大きな駐車場があるので、皆さん気兼ねなく車で乗り付けて下さいませ。
前回の作手会場での様子はYoutubeですでに公開されていて、なかなかの盛況だった模様。
→ 【作手会場:どうなる人口?】新城市長選挙立候補予定者公開政策討論会 https://www.youtube.com/watch?v=lqjnYLtbR0c&t=2s
今回も盛り上がるといいですなぁ。
今回のテーマは「かせぐまち」、「産業政策」について3氏の政策を討論してもらう。
政策の比較は自分のブログでも行なったが、それは現在公開されているHPのマニフェストや資料を読んでの事。
当日その会場で候補者の口から語られる政策の真意もあるだろう。
だから一番良いのは、やはり会場まで足を運んで候補者本人の語りを聞くことだと思う。
面倒くさいことだとは思うけど。
私ごとだが、Youtubeに公開されている討論会を見たけれども、実はなかなか「見よう!」と言う気持ちにならなかった。こんだけ討論会のことを書いてるにもかかわらずw
「この先2時間近くもパソコン画面を見とらなアカンのか」、「しかもオッサン3人のトークを・・・。」と思うと憂鬱な気分になってくるのだ。
いつでも、どこでも、自宅でも、などという便利な環境は却って億劫な気分を増大させる。
とにかく行ってみる!
私もそういう億劫な気分になるのは自分でわかっているから、こういうイベントには足を運ぶようにしている。
行けばそれなりに気分も高まって、割とオッサン候補者の話も耳に入ってくるものだ。
というわけで、私もぜひ行きたいのだけれども今回も仕事で行けない。
幸いというか、今回も当日会場で配られる3人の政策シートを読むことができた。
少しまとめてみよう。
白井氏
政策のブレはなく、当初から主張している「3つの稼げる化」が産業政策の柱だ。
それに加えて注目したいワードは『 市内経済の循環 』だ。
・なにゆえ「市内経済の循環」なのか?
・どういう策でもって「市内経済の循環」を果たすことができるのか?
この2点を念頭に置いて白井氏の話、3氏の討論を聞くと意味が分かりやすいのではないかと思う。
穂積氏
政策シートでは、新城市の置かれた交通環境を活かした企業誘致についての言及はかなり少ない。
「企業誘致」は具体的な政策(シートでは具体的メニューと記述)という位置づけで、もう一つ上の大きな目標を掲げてることが特徴的だ。
それは、『 当面の目標1000人(今後10年間で3000人)の雇用創出 』
これは人口政策でも挙げていた数値で、単純に産業政策でのみ語ることができない数字だと思う。
ここは眉に唾して聞きたいところだ。
つまり前にも書いたけれども、「雇用創出」は「定住化」とセットにしないと意味が無いのではないかということだ。
『 新城市外から1000人、3000人やってきて、新城市内で昼間働いてもらう 』
これでも目標は達成されたことになる。で、それにどういう意味があるのか?
『 1000人、3000人規模雇用を生み出す複数の企業が新城市にできた。 』
つまりこういうことで、その企業からの税収は見込めるのがひとつ。
もうひとつは、昼間人口の増大で、新城市昼間の経済活動が多少活発になる(朝昼夕に市内で食事をするとか、行き帰りに市内で何か買うとか、後何かある?)、という事が考えられるだろうか。
・雇用創出が新城市の経済活動をどう刺激するのか?
・税収のアップに繋がるのか。
この2点、注意して穂積氏の話を聞きたいところだ。
あ、そうそう、穂積氏独自の理屈として、「年金をもらう人が増えると、市の所得が増える」理論もよく聞いて欲しい。
・年金生活者の所得をどうやって新城市の経済活動に組み込んでいくのか?
・年金生活者の人口比は高い、が、新城市全体の人口が減少化している、ので、新城市の必要とする予算を潤すほどの年金収入は実際あるのかどうか?
この辺りもよく耳を済ませたいところだ。
2017年10月12日 Posted by けま at 11:22 │Comments(0) │市長選挙
本日、公開政策討論会。「政策シート」の胡散臭さ
公開政策討論会の第1回目、いよいよ本日となった。
山本氏のブログに当日会場で配られる「政策シート」が公開されてる。
「会場で」とあるわけだから、来場者にも配られるのだろう。これが最新の3氏の「人口政策」論であると言えるだろう。
ちょっと読んでまとめてみよう。
白井氏
・合併以来毎年約500人の人口減少(自然減285、社会減230、計515)。
・転入・転出の大きな変動(社会減)は毎年3月前後 → 市内の働き場所が少なく市外に出ていくしかない状況の表れ。
・10年前に策定した総合計画の人口推計通りの減少傾向。
・策定当時、「何も手を打たなければ推計通りになる。必要な手は打つ。」
?「穂積市長が言ったことか?」?
・しかし推計通りの人口減少→つまり有効な策が実行されなかった。
?「策は講じたが功を奏さなかった、とも言えるのでは」?
?「市長にこの12年の人口政策を質し、その総括、反省を聞く必要があるかも」?
・人口減少→生産年齢人口の減少→つまり若者の減少→地域の崩壊のおそれ
※白井氏の政策のキモ1 『新城市の資源を生かした企業の優先』
・新城市の資源→「農地」、「再生可能エネルギー(木質バイオマス・太陽光・水力)」、「観光」
・市内資源を活かした職場作り→そこで働く若者→人口減少にブレーキ
※白井氏の政策のキモ2 『地場産業づくりを握って離さない覚悟』
・市内経済循環の豊かさへ繋がる
・市産業政策の発信に繋がる → Iターン者への訴求
・Iターン者を受け入れる条件づくりの重視→Iターン者の増加→多様な発想を市内に呼び込む効果→起業する若者の増加→若者定住化
・経済活性化による自主財源増加 → 子育て・教育・医療環境の整備促進 → さらなる若者増加
なるほど、なるほど。
穂積氏
・新城市の人口問題の中心 1)若者世代の転出超過 2)出生率の低さ(県平均を下回る)
・現政策「新城版・こども園」→0歳~9歳では転入超過
・現政策「婚活事業の開始」→地域での結婚を促す
・当選後の政策「若者世帯の住宅取得補助制度の創設」→定住化を促す
?「若者世代の定住化を促し、人口問題1と2の解決をはかる、ということか」?
・現政策「若者議会」→ 地域への愛着・地域のための行動・自信と誇り
?「若者の地域定着のためのモチベーションをはかる、ということか」?
・新東名は市内への企業進出、産業振興のチャンス → 働く場(雇用)の新たな創出
※穂積氏の政策のキモ 『今後10年間で3000人、最初の4年間で1000人の雇用創出』
・3000人の根拠→市外から市内への通勤数5000-市外通勤数8000 = 『-3000』 この差を埋める
・市内に新しい所得機会の創出→転出の抑制、転入の促進
?「ここでの「転出・転入」は市内に定住する人のことだよね」?
・新城市の人口政策目標 「2030年までに社会的移動の多い45歳未満の世代全体で、転出転入を均衡させること」
・人口を囲い込んだり、奪い合ったりするに等しい政策は必ず破たんする。
・移動を活発化し、交流人口を増やし、世界にはばたく人材を育てるまちが、人口の元になる活力を生み出します。
ちょっとまてよ~、なんだか怪しい書きっぷりだぞ~。
冒頭の「新城市の人口問題の中心」は、その後に続く政策でもって解決を図ろうとしているのだよね?
若い人たちに新城市で結婚してもらって家も建てて住んでもらい、若者の転出超過を防ぐ。
住んでもらえばそこで子供を産むことになるだろうから、出生率も上がる。
若い人に新城市に住み続けてもらうモチベーションとしての若者議会。
こんな感じだよね。
「若者世代の定住化」とは明記されていないけれど、この部分の話の流れを「定住化」ではないと言い切るのもムリがある。
続く部分では、穂積氏の人口政策一番のキモ 「今後10年間で3000人、最初の4年間で1000人の雇用創出」。
その数字の根拠が示され、市内に新しい所得機会をつくることで転出の抑制、転入の促進につなげる、とある。
冒頭「新城市の人口問題の中心」の辺りで使っている「転出・転入」は「新城市に住んでもらう」ことを前提としたコトバのはずだ。
住んでもらう必要がなければ、つまり「市外から通勤してもらえばいい」と言う意味で使っているなら、少なくとも「住宅取得補助制度の創設」はいらないはずだからね。
住んでもらうには「住宅」が必要だ。
その「住宅」を「取得補助」します、と明記してあるのだから、「新城市で住宅を取得すること」=「新城市に住んでもらう事」=「転入」でなくてはならない。
ではその後の 「3000人雇用創出=所得機会をつくることで転出の抑制・転入の促進につなげる」 の「転入・転出」はどういう意味なのか?
冒頭でのコトバと同じ「転入・転出」を使っているのだから、もちろん「3000人雇用創出=所得機会をつくること」で「転入」=「新城市に住んでもらう」を促進する、という意味になるはずだ。(転出はその反対の意味)
ここで突然「新城市の人口政策目標」が出てくる。「2030年までに社会的移動の多い45歳未満の世代全体で、転出転入を均衡させること」が目標ということだが、今までの意味でいけば、3000人の転入(定住化)を促進するが、3000人の転出があっても構わない。というスタンスか。
しかしここでの「社会的移動の多い45歳未満の世代全体」という個所。
特に「社会的移動」とはどういう意味なのだ?
「社会的移動」→引っ越し(転出転入)? 業務に伴う異動? 先に挙げた「通勤数」?
「転出転入」を「社会的移動」と同義にみなして、さらに「社会的移動」を「通勤数」と同義にみなして、「転出転入を均衡させる」を「通勤数を均衡させる」と同義にしてるんじゃあないだろうね。
つまり3000人の雇用創出は単に通勤数を均衡させただけ、3000人の定住化を意図したものではない、と言いたいのか。
こんなのコトバの意味を軽んじて、自分の論旨に都合よく解釈して弄(もてあそ)んでるだけじゃないか。
しかし、こんなふざけたコトバの解釈でもしなくては、次に出てくる「人口を囲い込んだり、奪い合ったりするに等しい政策は必ず破たんする。」の文章の意味が通らない。
ここでも新たなコトバを作り出して、文章全体に通底する意味(定住化)の流れを無視するような言い回しをする。
人口を囲い込むとは? これは「定住化を促すこと」と同義だろう?
人口を奪い合うとは? これは「他市町村」と競って定住化を進めることだろう?
それ以外の意味があったら教えてほしいものだが、コレどう捉えればいいのか。
穂積氏自身がこの文書の冒頭で「若者世代の定住化」を進める政策を唱えておきながら、後半でちゃぶ台をひっくり返すように、「人口を囲い込む」=「人口を奪い合う」=「定住化」政策は破たんすると言ってのける。
いったい何が言いたいのか。
そして最後、「人口の元になる活力を生み出します」
「人口の元」ってなんだ?
「人口増の元」とかならわからんでもないが。
さらっと読み流すと、なるほど~、ぐらいで済んでしまうが、よく読むとトンデモじゃないか。
山本氏のブログに当日会場で配られる「政策シート」が公開されてる。
「会場で」とあるわけだから、来場者にも配られるのだろう。これが最新の3氏の「人口政策」論であると言えるだろう。
ちょっと読んでまとめてみよう。
白井氏
・合併以来毎年約500人の人口減少(自然減285、社会減230、計515)。
・転入・転出の大きな変動(社会減)は毎年3月前後 → 市内の働き場所が少なく市外に出ていくしかない状況の表れ。
・10年前に策定した総合計画の人口推計通りの減少傾向。
・策定当時、「何も手を打たなければ推計通りになる。必要な手は打つ。」
?「穂積市長が言ったことか?」?
・しかし推計通りの人口減少→つまり有効な策が実行されなかった。
?「策は講じたが功を奏さなかった、とも言えるのでは」?
?「市長にこの12年の人口政策を質し、その総括、反省を聞く必要があるかも」?
・人口減少→生産年齢人口の減少→つまり若者の減少→地域の崩壊のおそれ
※白井氏の政策のキモ1 『新城市の資源を生かした企業の優先』
・新城市の資源→「農地」、「再生可能エネルギー(木質バイオマス・太陽光・水力)」、「観光」
・市内資源を活かした職場作り→そこで働く若者→人口減少にブレーキ
※白井氏の政策のキモ2 『地場産業づくりを握って離さない覚悟』
・市内経済循環の豊かさへ繋がる
・市産業政策の発信に繋がる → Iターン者への訴求
・Iターン者を受け入れる条件づくりの重視→Iターン者の増加→多様な発想を市内に呼び込む効果→起業する若者の増加→若者定住化
・経済活性化による自主財源増加 → 子育て・教育・医療環境の整備促進 → さらなる若者増加
なるほど、なるほど。
穂積氏
・新城市の人口問題の中心 1)若者世代の転出超過 2)出生率の低さ(県平均を下回る)
・現政策「新城版・こども園」→0歳~9歳では転入超過
・現政策「婚活事業の開始」→地域での結婚を促す
・当選後の政策「若者世帯の住宅取得補助制度の創設」→定住化を促す
?「若者世代の定住化を促し、人口問題1と2の解決をはかる、ということか」?
・現政策「若者議会」→ 地域への愛着・地域のための行動・自信と誇り
?「若者の地域定着のためのモチベーションをはかる、ということか」?
・新東名は市内への企業進出、産業振興のチャンス → 働く場(雇用)の新たな創出
※穂積氏の政策のキモ 『今後10年間で3000人、最初の4年間で1000人の雇用創出』
・3000人の根拠→市外から市内への通勤数5000-市外通勤数8000 = 『-3000』 この差を埋める
・市内に新しい所得機会の創出→転出の抑制、転入の促進
?「ここでの「転出・転入」は市内に定住する人のことだよね」?
・新城市の人口政策目標 「2030年までに社会的移動の多い45歳未満の世代全体で、転出転入を均衡させること」
・人口を囲い込んだり、奪い合ったりするに等しい政策は必ず破たんする。
・移動を活発化し、交流人口を増やし、世界にはばたく人材を育てるまちが、人口の元になる活力を生み出します。
ちょっとまてよ~、なんだか怪しい書きっぷりだぞ~。
冒頭の「新城市の人口問題の中心」は、その後に続く政策でもって解決を図ろうとしているのだよね?
若い人たちに新城市で結婚してもらって家も建てて住んでもらい、若者の転出超過を防ぐ。
住んでもらえばそこで子供を産むことになるだろうから、出生率も上がる。
若い人に新城市に住み続けてもらうモチベーションとしての若者議会。
こんな感じだよね。
「若者世代の定住化」とは明記されていないけれど、この部分の話の流れを「定住化」ではないと言い切るのもムリがある。
続く部分では、穂積氏の人口政策一番のキモ 「今後10年間で3000人、最初の4年間で1000人の雇用創出」。
その数字の根拠が示され、市内に新しい所得機会をつくることで転出の抑制、転入の促進につなげる、とある。
冒頭「新城市の人口問題の中心」の辺りで使っている「転出・転入」は「新城市に住んでもらう」ことを前提としたコトバのはずだ。
住んでもらう必要がなければ、つまり「市外から通勤してもらえばいい」と言う意味で使っているなら、少なくとも「住宅取得補助制度の創設」はいらないはずだからね。
住んでもらうには「住宅」が必要だ。
その「住宅」を「取得補助」します、と明記してあるのだから、「新城市で住宅を取得すること」=「新城市に住んでもらう事」=「転入」でなくてはならない。
ではその後の 「3000人雇用創出=所得機会をつくることで転出の抑制・転入の促進につなげる」 の「転入・転出」はどういう意味なのか?
冒頭でのコトバと同じ「転入・転出」を使っているのだから、もちろん「3000人雇用創出=所得機会をつくること」で「転入」=「新城市に住んでもらう」を促進する、という意味になるはずだ。(転出はその反対の意味)
ここで突然「新城市の人口政策目標」が出てくる。「2030年までに社会的移動の多い45歳未満の世代全体で、転出転入を均衡させること」が目標ということだが、今までの意味でいけば、3000人の転入(定住化)を促進するが、3000人の転出があっても構わない。というスタンスか。
しかしここでの「社会的移動の多い45歳未満の世代全体」という個所。
特に「社会的移動」とはどういう意味なのだ?
「社会的移動」→引っ越し(転出転入)? 業務に伴う異動? 先に挙げた「通勤数」?
「転出転入」を「社会的移動」と同義にみなして、さらに「社会的移動」を「通勤数」と同義にみなして、「転出転入を均衡させる」を「通勤数を均衡させる」と同義にしてるんじゃあないだろうね。
つまり3000人の雇用創出は単に通勤数を均衡させただけ、3000人の定住化を意図したものではない、と言いたいのか。
こんなのコトバの意味を軽んじて、自分の論旨に都合よく解釈して弄(もてあそ)んでるだけじゃないか。
しかし、こんなふざけたコトバの解釈でもしなくては、次に出てくる「人口を囲い込んだり、奪い合ったりするに等しい政策は必ず破たんする。」の文章の意味が通らない。
ここでも新たなコトバを作り出して、文章全体に通底する意味(定住化)の流れを無視するような言い回しをする。
人口を囲い込むとは? これは「定住化を促すこと」と同義だろう?
人口を奪い合うとは? これは「他市町村」と競って定住化を進めることだろう?
それ以外の意味があったら教えてほしいものだが、コレどう捉えればいいのか。
穂積氏自身がこの文書の冒頭で「若者世代の定住化」を進める政策を唱えておきながら、後半でちゃぶ台をひっくり返すように、「人口を囲い込む」=「人口を奪い合う」=「定住化」政策は破たんすると言ってのける。
いったい何が言いたいのか。
そして最後、「人口の元になる活力を生み出します」
「人口の元」ってなんだ?
「人口増の元」とかならわからんでもないが。
さらっと読み流すと、なるほど~、ぐらいで済んでしまうが、よく読むとトンデモじゃないか。
2017年10月05日 Posted by けま at 10:20 │Comments(0) │市長選挙
『産業政策』 各市長候補者のみなさんの比較 3
山本氏の産業政策について、後援会ニュースやブログ、HPを何度となく読ませてもらったのだが、これといって具体的な策が見受けられないのだ。
もう一回前々回ブログに書いた山本氏の産業政策を載せてみよう。
人口V字回復プラン 「出て行く人を減らす」
・地場産業振興など自給自足構造の推進
(後援会ニュースNo8より)
「政策説明(歳入を増やし減税することをめざす)」
→ http://takuya-y.jugem.jp/?eid=3144
・外からお金を呼び込み内部で消費する産業の自給自足を実現すること、市内企業に高利益をもたらす施策の展開、遊休資産の活用…など
(山本氏ブログ「山本拓哉のひとりごと」より)
例えば、「地場産業振興」とあるが、具体的には何か?
白井氏が言及している農業、林業、観光などの振興だろうか? それとも穂積氏の企業誘致だろうか?
というように、白井氏、穂積氏も「産業振興」を挙げているが、さらにもう一歩踏み込んだ具体的な政策を掲げているのに、山本氏にはその「あと一歩」が見受けられない。
新城市の一般的な市民に共通している認識として、「新城市はお金が無い」てのがあると思う。新庁舎建設問題の時の「市財政の厳しい中での高額な建設費に物申す」というスタンスは市民の間に広く浸透したと思われる。
現在運行中の名古屋行き直行バスも当初から「そんなことをするカネはあるのか?」と反対され、乗客数の振るわない最近では「そんなカネをドブに捨てるような事業はやめろ」と市民から言われる始末だ。
なので、市のやることにはとにかく「そんなことをするおカネはあるのか?」と聞きたくなってしまうのが今の新城市民だ。

宣誓の一番最初に『 新城おもしろ化 』があるように、山本氏の「もりあげる」に列挙された政策を読んでいるとどれも夢があって楽しい気分になる。
これを『 今の(一般市民の) 』山本氏が市民に語るとどうなるかと言うと、これはご自身のブログに書いてある。
→ 「おもしろい新城」http://takuya-y.jugem.jp/?eid=3133(「山本拓哉のひとりごと」より)
好反応なのだ。ウケが良い。ご自身の政策に間違いはないと、確信してるのだろう。
しかし私が思うに、それは先に書いたように山本氏はまだ一般市民だからだ、と思うのだ。
この『 新城おもしろ化 』を、『 今の(現職市長の) 』穂積氏が言ったらどうなるか。
たちまち「そんなことをするカネはあるのかっ!」と、非難轟々であろうことが容易に想像できる。
「そんなことをするカネはあるのか」、そんな言葉に対して、現職で市民の非難に耐えながら事業を推し進めてきた穂積氏にも、市の財政を把握しながら市議会議員として市長の政策に異を唱えてきた白井氏にも多分十分にわかっている。
だからこそ、2氏の政策は具体的に期日を決めていたり、先進地域の具体例を参考にしたりして、政策を推し進める覚悟や根拠を示している。
もし山本氏は市長になったのなら、選挙期間中は愛想良くしてくれてた仲間のような市民が、たちまち非難を浴びせる厳しい市政批判者になってしまうであろうことをリアルに想像してほしい。
そのために、まずは他の2氏の政策批判に十分耐えうる具体例や根拠、政策を推し進める意志をしっかり用意しておいてほしいと思う。
もう一回前々回ブログに書いた山本氏の産業政策を載せてみよう。
人口V字回復プラン 「出て行く人を減らす」
・地場産業振興など自給自足構造の推進
(後援会ニュースNo8より)
「政策説明(歳入を増やし減税することをめざす)」
→ http://takuya-y.jugem.jp/?eid=3144
・外からお金を呼び込み内部で消費する産業の自給自足を実現すること、市内企業に高利益をもたらす施策の展開、遊休資産の活用…など
(山本氏ブログ「山本拓哉のひとりごと」より)
例えば、「地場産業振興」とあるが、具体的には何か?
白井氏が言及している農業、林業、観光などの振興だろうか? それとも穂積氏の企業誘致だろうか?
というように、白井氏、穂積氏も「産業振興」を挙げているが、さらにもう一歩踏み込んだ具体的な政策を掲げているのに、山本氏にはその「あと一歩」が見受けられない。
新城市の一般的な市民に共通している認識として、「新城市はお金が無い」てのがあると思う。新庁舎建設問題の時の「市財政の厳しい中での高額な建設費に物申す」というスタンスは市民の間に広く浸透したと思われる。
現在運行中の名古屋行き直行バスも当初から「そんなことをするカネはあるのか?」と反対され、乗客数の振るわない最近では「そんなカネをドブに捨てるような事業はやめろ」と市民から言われる始末だ。
なので、市のやることにはとにかく「そんなことをするおカネはあるのか?」と聞きたくなってしまうのが今の新城市民だ。

宣誓の一番最初に『 新城おもしろ化 』があるように、山本氏の「もりあげる」に列挙された政策を読んでいるとどれも夢があって楽しい気分になる。
これを『 今の(一般市民の) 』山本氏が市民に語るとどうなるかと言うと、これはご自身のブログに書いてある。
→ 「おもしろい新城」http://takuya-y.jugem.jp/?eid=3133(「山本拓哉のひとりごと」より)
好反応なのだ。ウケが良い。ご自身の政策に間違いはないと、確信してるのだろう。
しかし私が思うに、それは先に書いたように山本氏はまだ一般市民だからだ、と思うのだ。
この『 新城おもしろ化 』を、『 今の(現職市長の) 』穂積氏が言ったらどうなるか。
たちまち「そんなことをするカネはあるのかっ!」と、非難轟々であろうことが容易に想像できる。
「そんなことをするカネはあるのか」、そんな言葉に対して、現職で市民の非難に耐えながら事業を推し進めてきた穂積氏にも、市の財政を把握しながら市議会議員として市長の政策に異を唱えてきた白井氏にも多分十分にわかっている。
だからこそ、2氏の政策は具体的に期日を決めていたり、先進地域の具体例を参考にしたりして、政策を推し進める覚悟や根拠を示している。
もし山本氏は市長になったのなら、選挙期間中は愛想良くしてくれてた仲間のような市民が、たちまち非難を浴びせる厳しい市政批判者になってしまうであろうことをリアルに想像してほしい。
そのために、まずは他の2氏の政策批判に十分耐えうる具体例や根拠、政策を推し進める意志をしっかり用意しておいてほしいと思う。
2017年10月04日 Posted by けま at 23:55 │Comments(0) │市長選挙
『産業政策』 各市長候補者のみなさんの比較 2
前回の続きで、白井氏、山本氏の産業政策を見ていこう。
白井氏
『 元々地域に存在する自然、歴史遺産を活用する 』
新東名高速道路が新城市を通り、なおかつ新城市にICが作られたことは、果たして偶然だったのか、それとも新城市の熱意ある運動による賜物なのか。
西上途中にあった武田信玄が野田城を攻撃し、そこで鉄砲にて狙撃されたこと、長篠・設楽が原の戦いで織田(配下には後の豊臣秀吉もいた)、徳川連合軍と戦国最強を誇った武田軍が激突したこと、これらは果たして偶然か、新城市の熱意ある運動の賜物だったのか(笑。
などと考えてみると、新城市の現代における交通環境、過去からの歴史遺産は、幸運が重なった実に貴重な宝物だと思う。
交通環境に着目して企業を誘致することに重点を置いた穂積氏に対して、歴史遺産に着目して観光振興に力を入れることに重点を置いた白井氏は、これまた実に対照的でおもしろい。
企業誘致に対してどのようにお金を使うか。
道路の整備、企業団地の造成などが考えられるだろうか。素人の私でも財源を集中させるポイントが想像しやすい。土木的なモノは多分技術や知恵の集積もあるし、個性的なモノを作るよりフォーマットが決まっている方が企業も進出しやすい。お金出す方としてはあんまり頭使わない(と思う。)
観光振興にどのようにお金を使うか。
白井氏が挙げている長篠城など戦国時代を連想させる歴史遺産の整備、歴史の長い鳳来寺山の活性化、財源を投入する歴史的遺産は具体的なカタチをもっているが、じゃあ例えば長篠城にヘンちくりんな天守閣でも作るのか?
歴史的な事実を無視すれば世間の笑い者だ。最近の歴史好きは割とハードだ。新書「応仁の乱」のヒットがその証拠ともいえる。
じゃあ鳳来寺山に登りやすいようにパークウェイの整備でも行うのか?
車で楽に登るのもアリだが、健康に心配のある人も健脚の人も、あの長く苔むした石段登りを感じてもらうことが大事なのではないか。
かように、歴史的遺産を効果的にアピールするには知恵とセンスが必要だ。
ダサいセンスで飾られた歴史的遺産ほどがっかりするものはない。
穂積氏の起業・創業支援は民間のヤル気を呼び起こす可能性のある政策のひとつだ。
白井氏の観光振興も、白井氏個人のセンスや行政のお固い知恵に頼らない仕組みが必要だろう。
観光振興には「財源・人材の選択と集中を進め・・・」という文言が白井氏の政策資料にある。具体的な考えや構想はあるのだろうか?
穂積氏の起業・創業支援のような、民間の知恵・センスを掘り起こす政策の比較などが3氏の間で討論されれば、とてもおもしろいだろう。
白井氏の地域の自然を活用する政策のひとつに、山林資源を活用した木質バイオマス発電がある。
実は先日白井氏の市政政策報告会に行ってきた。
これは穂積氏、山本氏にも共通すると思うが、ご本人から直接発せられるコトバにも相当な情報があり、HPやチラシに政策の全てが書いてあるわけではないことがわかった。
ま、これは置いといて。
木質バイオマス発電も、白井氏が市長になったら「ハイ即日実施!」というワケにもいかない、なかなか困難な道のりのある事業だということがわかった。
これは多分穂積氏も現職としてその困難さを理解していると思われる。
(私も詳しく理解したわけではないが、例えば木質バイオマスの燃料供給地の山林は9割近くが個人のモノだというのだ。持ち主のみなさんと交渉して安定した燃料供給の道筋を開拓することの困難さが想像される・・・。)
なので、であろうか、白井氏の木質バイオマス発電政策には期限が書かれていない。
それに比べると、穂積氏の「新城エネルギー公社」には具体的な実現化年度が書かれてあった。
どのような再生可能エネルギーを採用するのかという違いもあるのだろうが、この辺り楽観的な討論ではなく、現実を見つめながら再生可能エネルギー活用の必要性や新城市の地域の特性などを考慮した具体的な取り組み方を討論してほしいものだ。
今回はここまで。
次は山本氏の産業政策について書いてみよう。
白井氏
『 元々地域に存在する自然、歴史遺産を活用する 』
新東名高速道路が新城市を通り、なおかつ新城市にICが作られたことは、果たして偶然だったのか、それとも新城市の熱意ある運動による賜物なのか。
西上途中にあった武田信玄が野田城を攻撃し、そこで鉄砲にて狙撃されたこと、長篠・設楽が原の戦いで織田(配下には後の豊臣秀吉もいた)、徳川連合軍と戦国最強を誇った武田軍が激突したこと、これらは果たして偶然か、新城市の熱意ある運動の賜物だったのか(笑。
などと考えてみると、新城市の現代における交通環境、過去からの歴史遺産は、幸運が重なった実に貴重な宝物だと思う。
交通環境に着目して企業を誘致することに重点を置いた穂積氏に対して、歴史遺産に着目して観光振興に力を入れることに重点を置いた白井氏は、これまた実に対照的でおもしろい。
企業誘致に対してどのようにお金を使うか。
道路の整備、企業団地の造成などが考えられるだろうか。素人の私でも財源を集中させるポイントが想像しやすい。土木的なモノは多分技術や知恵の集積もあるし、個性的なモノを作るよりフォーマットが決まっている方が企業も進出しやすい。お金出す方としてはあんまり頭使わない(と思う。)
観光振興にどのようにお金を使うか。
白井氏が挙げている長篠城など戦国時代を連想させる歴史遺産の整備、歴史の長い鳳来寺山の活性化、財源を投入する歴史的遺産は具体的なカタチをもっているが、じゃあ例えば長篠城にヘンちくりんな天守閣でも作るのか?
歴史的な事実を無視すれば世間の笑い者だ。最近の歴史好きは割とハードだ。新書「応仁の乱」のヒットがその証拠ともいえる。
じゃあ鳳来寺山に登りやすいようにパークウェイの整備でも行うのか?
車で楽に登るのもアリだが、健康に心配のある人も健脚の人も、あの長く苔むした石段登りを感じてもらうことが大事なのではないか。
かように、歴史的遺産を効果的にアピールするには知恵とセンスが必要だ。
ダサいセンスで飾られた歴史的遺産ほどがっかりするものはない。
穂積氏の起業・創業支援は民間のヤル気を呼び起こす可能性のある政策のひとつだ。
白井氏の観光振興も、白井氏個人のセンスや行政のお固い知恵に頼らない仕組みが必要だろう。
観光振興には「財源・人材の選択と集中を進め・・・」という文言が白井氏の政策資料にある。具体的な考えや構想はあるのだろうか?
穂積氏の起業・創業支援のような、民間の知恵・センスを掘り起こす政策の比較などが3氏の間で討論されれば、とてもおもしろいだろう。
白井氏の地域の自然を活用する政策のひとつに、山林資源を活用した木質バイオマス発電がある。
実は先日白井氏の市政政策報告会に行ってきた。
これは穂積氏、山本氏にも共通すると思うが、ご本人から直接発せられるコトバにも相当な情報があり、HPやチラシに政策の全てが書いてあるわけではないことがわかった。
ま、これは置いといて。
木質バイオマス発電も、白井氏が市長になったら「ハイ即日実施!」というワケにもいかない、なかなか困難な道のりのある事業だということがわかった。
これは多分穂積氏も現職としてその困難さを理解していると思われる。
(私も詳しく理解したわけではないが、例えば木質バイオマスの燃料供給地の山林は9割近くが個人のモノだというのだ。持ち主のみなさんと交渉して安定した燃料供給の道筋を開拓することの困難さが想像される・・・。)
なので、であろうか、白井氏の木質バイオマス発電政策には期限が書かれていない。
それに比べると、穂積氏の「新城エネルギー公社」には具体的な実現化年度が書かれてあった。
どのような再生可能エネルギーを採用するのかという違いもあるのだろうが、この辺り楽観的な討論ではなく、現実を見つめながら再生可能エネルギー活用の必要性や新城市の地域の特性などを考慮した具体的な取り組み方を討論してほしいものだ。
今回はここまで。
次は山本氏の産業政策について書いてみよう。
2017年10月03日 Posted by けま at 03:53 │Comments(0) │市長選挙
『産業政策』 各市長候補者のみなさんの比較 1
公開政策討論会の2回目は10月12日(木)19時より、新城市開発センター3階大会議室で行われる。
旧鳳来町役場横の建物だ。
ついでに書いておくと、
1回目は10月5日(木)19時より、作手交流館 ホール 『人口政策』
3回目は10月19日(木)19時より 新城文化会館 小ホール 『市民自治政策』
それぞれの政策討論が合併前の各自治体で行われることになっている。
おもしろい偶然だw
2回目の討論の議題は 『産業政策』。
各候補者がどのような政策を掲げているか、前と同じくHPやチラシから抜き書きしてみよう。
穂積氏
新城エネルギー公社(新たな4つの機構 3)
・電力事業等の収益を住民福祉の増進に振り向ける仕組みを創出。再生可能エネルギーの利用促進をはかり、公共資金の市内還流を拡大します。
・そこで生まれた収益を地元に還元して地域経済や地域福祉の増進に貢献させる
【平成30年度を準備期間とし、31年度創立を目標に。出資金1000万円程度】
新城公共商社(新たな4つの機構 4)
・新城産品の新たな販路と市場を開拓。商品力を高め、まちの稼ぐ力を徹底強化します。
【平成30年度を準備期間とし、その後に創立。出資金500万円程度】
「支え合う力」
・若者・女性の起業・創業の後押し、コミュニティビジネスの芽を育てる応援ファンドを創設。
「稼ぎ出す力」
・新東名IC周辺企業用地の早期分譲、企業誘致を促進
・現東名高速スマートIC
・企業立地奨励、商工業安定経営、観光産業育成、農林業振興のための諸政策と投資拡大プランの策定
・名古屋圏との経済的つながりの強化
(以上、マニフェストより)
白井氏
実行のために市長直属の「地域産業創出 課」を設置します。この課の予算(人件費除く)は、市長給与の半額返上分(前回のマニュフェストと同様に、市長給与半額、退職金の返上)も当てます
重点3戦略
戦略①「観光産業の選択と集中」
(1)長篠設楽原の戦いを中心とした戦国時代。 長篠城址整備計画の見直しと実施。市内関連資源の連携。
(2)自然景観をブランド化。活かすべき資源の明確化。 鳳来寺山、桜渕、清流豊川、乳岩峡、滝等
(3)宿泊・飲食施設の充実。 市内の経済循環の拡充
戦略②エネルギーの地産地消
(1)山に眠っている材のエネルギー・資源化。 木質バイオマス発電施設の検討・実施。優良な材の利用。木材加工産業の創出。 木材産業で雇用の創出。
(2)市内での発電確保で、市外流出資金の取込。 太陽光発電、水力発電、風力発電など。
(3)自治体としての新電力会社への参入検討。 市内で生み出した電力を市内で活用
戦略③安心・安全の農業ブランドの構築
(1)安全・安心の「新城ブランド」をめざす。 有機農業の技術の普及・啓発。健康・環境にやさしいまちを発信
(2)寝たきりゼロをめざす、食生活の改善。 健康寿命日本一で、全国に魅力発信。
(3)「新城ブランド」の確立で若者農業者の増加。 選ばれるブランドが、安定した収入に。
(以上、白井氏HP「市長選・出馬にあたって」より)
山本氏
人口V字回復プラン 「出て行く人を減らす」
・地場産業振興など自給自足構造の推進
(後援会ニュースNo8より)
・「政策説明(歳入を増やし減税することをめざす)」
→ http://takuya-y.jugem.jp/?eid=3144
・外からお金を呼び込み内部で消費する産業の自給自足を実現すること、市内企業に高利益をもたらす施策の展開、遊休資産の活用…など
(山本氏ブログ「山本拓哉のひとりごと」より)
以上が3氏それぞれの掲げる、産業政策関係の具体的な個所になるかと思う。
前の記事でも感じたのだが、この産業政策と人口政策は密接な関係にある。
「産業が興り盛んになれば雇用の増加が期待され、それが人口増加に繋がる」という考え方が3氏共に政策を考える基底にあるように感じる。
一方、産業が盛んになることは「税収の増加」にも繋がる。
「税収の増加」は、社会保障不安、財政の先細りによる地方消滅の可能性、これらの軽減に繋がってくる。
新城市に住む私たち市民の福祉向上、そして新城市という地方自治体の存続、この2点に必要なのは新城市財政の健全化だと思う。
財政の健全化には「税収の増加」が必須であることは間違いない。
ここで「税収の増加」に視点を移してみると、税収増加の道のひとつは産業政策(産業を盛んにして儲けた企業から税金をいただく)、もうひとつは人口増加政策(市民・戸数が増える→住民税、固定資産税も増える)、となるだろうか。
ここに至って、前回のブログでの「人口政策」、今回の「産業政策」にまた戻ってきた。政策に対する考え方がぐるっと一回りする(してしまう)。
産業政策、人口政策、税収増加、この3点はお互いが深く関係している。
そのうちひとつを取り上げて議題にし討論することは、論点があちこちにズレまくる可能性がある。
討論を聞く私たちは、穂積氏、白井氏、山本氏の3氏が先の3点のどこに重点を置いているのかを注意深く見守らなくてはならないだろう。
では、産業政策の各氏の特徴と思われるところを書いてみよう。
穂積氏
『 新東名IC、現東名スマートICなど新城市の交通環境を生かす。 』
3氏の中で新東名・現東名に言及しているのは穂積氏だけで、新城市の道路交通環境を活用しようと強く考えていることがわかる。
すでに現在IC近辺に企業団地を造成しており、次の市政を担うことになれば企業団地への企業誘致に積極的に働くことになるのだろう。
新城市には南部企業団地などいくつか企業団地があるようだが、そこの埋まり具合は現在どうなっているのだろう?
市長の率先した積極的な誘致により、進出してくれた例はあるのだろうか?
そして本来あってはならなかった南部工業団地への産廃業者の進出を“うっかり”許してしまった前歴が穂積氏にはある。
積極的に誘致に働く意志はあるのか、過去の過ちを繰り返さない意志はあるのか。
他の2氏にしっかり追求してほしいと思う。
『 起業・創業への公的支援 』
これも穂積氏しか言及していない。
新城市あたりの人口・経済規模で、個人が起業・創業して成功する可能性は低いと見るのは妥当なところだろう。
しかし新城市ではトレイルレースや自転車競技などは個人の呼びかけや働きかけで成功しているケースがあったり、個人で起業支援しているケースもあったり、もちろん市の仕組みとしても起業・創業への助成がある。
この辺りは穂積氏自身が様々なケースにお詳しいことだろう。
大きな儲けや雇用増は期待できないのが現実だと思う。
しかし、個人の起業・創業への支援が厚く成功例も多々ある地方自治体『新城市』というウワサ、ネームバリューは、長い目で見れば企業の誘致、若者特にチャレンジ精神に富んだ人材の誘致に繋がり、新城市の活性化に役立つのではないかと思っている。
この点に対する2氏の穂積氏への評価、2氏ご自身の起業・創業支援への考え方など知りたいところだ。
マニフェストで提唱している新たな4つの機構のうちのひとつ「新城エネルギー公社」は、コレ白井氏の「戦略②エネルギーの地産地消」と丸被りだ。
どちらも政策としてはイイと思うのだが、果たして我々市民としてはどう捉えたらイイのか(笑。
いくつか感じるところを書いてみると、
1・赤字部分、具体的な実現化年度の明示は評価できるし、現在の市政状況を踏まえたものでもあるだろうから現職の強みが表れている部分だと思う。他の2氏にはできないところではないか。
2・マニフェストの発表があったのは今年9月。白井氏の「戦略②エネルギーの地産地消」の発表は今年6月30日。このデータだけで言えば、マネしたのは穂積氏だろうかねw。
とっても長くなったので、白井氏、山本氏の分は次回に。
旧鳳来町役場横の建物だ。
ついでに書いておくと、
1回目は10月5日(木)19時より、作手交流館 ホール 『人口政策』
3回目は10月19日(木)19時より 新城文化会館 小ホール 『市民自治政策』
それぞれの政策討論が合併前の各自治体で行われることになっている。
おもしろい偶然だw
2回目の討論の議題は 『産業政策』。
各候補者がどのような政策を掲げているか、前と同じくHPやチラシから抜き書きしてみよう。
穂積氏
新城エネルギー公社(新たな4つの機構 3)
・電力事業等の収益を住民福祉の増進に振り向ける仕組みを創出。再生可能エネルギーの利用促進をはかり、公共資金の市内還流を拡大します。
・そこで生まれた収益を地元に還元して地域経済や地域福祉の増進に貢献させる
【平成30年度を準備期間とし、31年度創立を目標に。出資金1000万円程度】
新城公共商社(新たな4つの機構 4)
・新城産品の新たな販路と市場を開拓。商品力を高め、まちの稼ぐ力を徹底強化します。
【平成30年度を準備期間とし、その後に創立。出資金500万円程度】
「支え合う力」
・若者・女性の起業・創業の後押し、コミュニティビジネスの芽を育てる応援ファンドを創設。
「稼ぎ出す力」
・新東名IC周辺企業用地の早期分譲、企業誘致を促進
・現東名高速スマートIC
・企業立地奨励、商工業安定経営、観光産業育成、農林業振興のための諸政策と投資拡大プランの策定
・名古屋圏との経済的つながりの強化
(以上、マニフェストより)
白井氏
実行のために市長直属の「地域産業創出 課」を設置します。この課の予算(人件費除く)は、市長給与の半額返上分(前回のマニュフェストと同様に、市長給与半額、退職金の返上)も当てます
重点3戦略
戦略①「観光産業の選択と集中」
(1)長篠設楽原の戦いを中心とした戦国時代。 長篠城址整備計画の見直しと実施。市内関連資源の連携。
(2)自然景観をブランド化。活かすべき資源の明確化。 鳳来寺山、桜渕、清流豊川、乳岩峡、滝等
(3)宿泊・飲食施設の充実。 市内の経済循環の拡充
戦略②エネルギーの地産地消
(1)山に眠っている材のエネルギー・資源化。 木質バイオマス発電施設の検討・実施。優良な材の利用。木材加工産業の創出。 木材産業で雇用の創出。
(2)市内での発電確保で、市外流出資金の取込。 太陽光発電、水力発電、風力発電など。
(3)自治体としての新電力会社への参入検討。 市内で生み出した電力を市内で活用
戦略③安心・安全の農業ブランドの構築
(1)安全・安心の「新城ブランド」をめざす。 有機農業の技術の普及・啓発。健康・環境にやさしいまちを発信
(2)寝たきりゼロをめざす、食生活の改善。 健康寿命日本一で、全国に魅力発信。
(3)「新城ブランド」の確立で若者農業者の増加。 選ばれるブランドが、安定した収入に。
(以上、白井氏HP「市長選・出馬にあたって」より)
山本氏
人口V字回復プラン 「出て行く人を減らす」
・地場産業振興など自給自足構造の推進
(後援会ニュースNo8より)
・「政策説明(歳入を増やし減税することをめざす)」
→ http://takuya-y.jugem.jp/?eid=3144
・外からお金を呼び込み内部で消費する産業の自給自足を実現すること、市内企業に高利益をもたらす施策の展開、遊休資産の活用…など
(山本氏ブログ「山本拓哉のひとりごと」より)
以上が3氏それぞれの掲げる、産業政策関係の具体的な個所になるかと思う。
前の記事でも感じたのだが、この産業政策と人口政策は密接な関係にある。
「産業が興り盛んになれば雇用の増加が期待され、それが人口増加に繋がる」という考え方が3氏共に政策を考える基底にあるように感じる。
一方、産業が盛んになることは「税収の増加」にも繋がる。
「税収の増加」は、社会保障不安、財政の先細りによる地方消滅の可能性、これらの軽減に繋がってくる。
新城市に住む私たち市民の福祉向上、そして新城市という地方自治体の存続、この2点に必要なのは新城市財政の健全化だと思う。
財政の健全化には「税収の増加」が必須であることは間違いない。
ここで「税収の増加」に視点を移してみると、税収増加の道のひとつは産業政策(産業を盛んにして儲けた企業から税金をいただく)、もうひとつは人口増加政策(市民・戸数が増える→住民税、固定資産税も増える)、となるだろうか。
ここに至って、前回のブログでの「人口政策」、今回の「産業政策」にまた戻ってきた。政策に対する考え方がぐるっと一回りする(してしまう)。
産業政策、人口政策、税収増加、この3点はお互いが深く関係している。
そのうちひとつを取り上げて議題にし討論することは、論点があちこちにズレまくる可能性がある。
討論を聞く私たちは、穂積氏、白井氏、山本氏の3氏が先の3点のどこに重点を置いているのかを注意深く見守らなくてはならないだろう。
では、産業政策の各氏の特徴と思われるところを書いてみよう。
穂積氏
『 新東名IC、現東名スマートICなど新城市の交通環境を生かす。 』
3氏の中で新東名・現東名に言及しているのは穂積氏だけで、新城市の道路交通環境を活用しようと強く考えていることがわかる。
すでに現在IC近辺に企業団地を造成しており、次の市政を担うことになれば企業団地への企業誘致に積極的に働くことになるのだろう。
新城市には南部企業団地などいくつか企業団地があるようだが、そこの埋まり具合は現在どうなっているのだろう?
市長の率先した積極的な誘致により、進出してくれた例はあるのだろうか?
そして本来あってはならなかった南部工業団地への産廃業者の進出を“うっかり”許してしまった前歴が穂積氏にはある。
積極的に誘致に働く意志はあるのか、過去の過ちを繰り返さない意志はあるのか。
他の2氏にしっかり追求してほしいと思う。
『 起業・創業への公的支援 』
これも穂積氏しか言及していない。
新城市あたりの人口・経済規模で、個人が起業・創業して成功する可能性は低いと見るのは妥当なところだろう。
しかし新城市ではトレイルレースや自転車競技などは個人の呼びかけや働きかけで成功しているケースがあったり、個人で起業支援しているケースもあったり、もちろん市の仕組みとしても起業・創業への助成がある。
この辺りは穂積氏自身が様々なケースにお詳しいことだろう。
大きな儲けや雇用増は期待できないのが現実だと思う。
しかし、個人の起業・創業への支援が厚く成功例も多々ある地方自治体『新城市』というウワサ、ネームバリューは、長い目で見れば企業の誘致、若者特にチャレンジ精神に富んだ人材の誘致に繋がり、新城市の活性化に役立つのではないかと思っている。
この点に対する2氏の穂積氏への評価、2氏ご自身の起業・創業支援への考え方など知りたいところだ。
マニフェストで提唱している新たな4つの機構のうちのひとつ「新城エネルギー公社」は、コレ白井氏の「戦略②エネルギーの地産地消」と丸被りだ。
どちらも政策としてはイイと思うのだが、果たして我々市民としてはどう捉えたらイイのか(笑。
いくつか感じるところを書いてみると、
1・赤字部分、具体的な実現化年度の明示は評価できるし、現在の市政状況を踏まえたものでもあるだろうから現職の強みが表れている部分だと思う。他の2氏にはできないところではないか。
2・マニフェストの発表があったのは今年9月。白井氏の「戦略②エネルギーの地産地消」の発表は今年6月30日。このデータだけで言えば、マネしたのは穂積氏だろうかねw。
とっても長くなったので、白井氏、山本氏の分は次回に。