アメリカ大統領就任式と「ウーマンズマーチ」と「主権者教育」

この前の1月20日、アメリカではトランプ氏の大統領就任式があった。
大統領選挙はなかなか複雑な仕組みのようだけれども、とにもかくにもアメリカ国民がトランプ氏を選んだことには間違いない。

そしてその翌日21日には、そのアメリカで大規模な「女性の権利デモ」が行われた。
これはニュースでも大きく取り上げられていて、テレビで見かけた人も多いと思う。
これ「女性の権利デモ」といいながら、トランプ大統領に抗議するデモにもなっていた。
マドンナがトランプ大統領を激しく非難するスピーチの映像や、マイケル・ムーア監督がワシントンポストを破って捨てる映像を私も見た。


2月11日に開催される新城市での「若者議会シンポジウム」。
この前このブログでも紹介したけれども、テーマは「主権者教育」。
選挙権年齢が18歳以上に引き下げられ、若い人たちに政治のこと、政治に参加することを考えてもらいたいということだ。


若い人たちは、この大統領就任式と翌日の大統領に対するデモの2つの事柄をどのように思うだろうか?

1、自分たち(アメリカ国民)で大統領を選んでおいて、
2、その翌日に自分たちが選んだ大統領に(アメリカ国民が)抗議デモをする。

新城市でも、これは「議会の内部で」という断りがつくけれども(議員は市民が選んでいるけれども)、新庁舎建設での住民投票のときに「一度は建設案に賛成しておきながら、反対するとはどういうことか」という論調があった。

選挙は頻繁にあるわけではないし、だからこそ選ぶときには慎重にならなければいけない。
どういう基準で選んだら良いのか? そのための教育は重要だろう。
では選んでしまったら、もう何も言えないのだろうか?
次の選挙まで黙っているのが「主権者」なのだろうか?

アメリカのことを持ち出して新城市に絡めて話題にしたけれども、そもそも外国のことは関係ない、という人もいるかもしれない。

この「女性の権利デモ」、日本でも東京渋谷や大阪で同日行われたことをご存じだろうか。
このデモは中日新聞では1面に大きく取り上げられたいたけれども、日本でも行なわれていたことは一言も記事になっていなかった。
私は興味を持って他紙の朝日・読売・毎日も買って読んだけれども、日本での「ウーマンズマーチ」はどの新聞も記事にしていなかった。

私たちは今の政治状況を知り、正しく政治が機能しているかを知る必要がある。
例えばのハナシ、政府が戦争に突っ走っている状況があるのに私たちは無関心でよいのか? ということだ。
そのためにどのように「情報」に向き合ったらよいか?
これも「主権者教育」には必要なことだろう。

しかしその情報の主たる新聞では、「トランプ大統領を非難するデモは日本ではなかった」みたいな感じになっているのだ。


というようなことを「新城市での若者向け主権者教育」を考えながら、思いつくままに書いてみた。  

2017年01月29日 Posted by けま at 11:07Comments(0)市政を考える

【自治基本条例ってなんだ?】

今回もお知らせ。
「おくみかわ市民政策研究所」さん主催のイベント。
https://www.facebook.com/siminthinktank.okumikawa/


『そもそも研究①』のお題は【自治基本条例ってなんだ?】
https://www.facebook.com/events/1854795211463578/


私が新城市で市民自治会議の委員をやっていることから興味が湧いた。

新城市にも自治基本条例があって、この前あった「市民まちづくり集会」や「若者議会」や「地域自治区」、私の参加している「市民自治会議」などは、この自治基本条例が具体的なカタチになったものと考えていい。

「条例である以上、書かれていることは執行しなければならない」というのが行政の「執行権」とかいう使命みたいなモノで、先に書いた具体的なカタチがキチンとカタチになっているのも行政の頑張りが大きい、と感じている。
「自治」と言いながら、頑張っているのは行政、と私は感じているのだが、他の市民の皆さんはどう思っているのだろう?

自分の住んでる地域の事をなかなか客観的に見ることができない。
ひよっとしたら今現在の新城市の自治基本条例は実に良く機能している、と他の地域の人は見るのかもしれない。

決して新城市の良い評価をもらいたいのではなく、新城市“外”の目で見た評価を知りたいと思っている。
このイベントで新しい気づきが得られたらよいなぁ。  

2017年01月27日 Posted by けま at 00:33Comments(0)市民自治会議

若者議会シンポジウム

なかなかブログを書く時間が取れなくて(自己責任)、とりあえず「おもしろそう」かつ「この際色々聞いてみたらどうか?」ということでお知らせを。

「若者議会シンポジウム」というイベントが開催されます。

開催日時:2017.2.11(土)13:30~17:00
開催場所:新城文化会館

内容:第1部 13:30~

・若者議会政策発表
・基調講演
・パネルディスカッション 等

第2部 15:00頃~

・ワークショップ
・発表
・若者宣言2017 等

※終了後、懇親会(17:30~)を予定しています。



・まずは公式発表と思われる新城市のHPより
→ http://www.city.shinshiro.lg.jp/index.cfm/7,50500,194,925,html

・若者議会のブログでもお知らせ中
→ http://wakamono-gikai.jp/blog/%e8%8b%a5%e8%80%85%e8%ad%b0%e4%bc%9a%e3%82%b7%e3%83%b3%e3%83%9d%e3%82%b8%e3%82%a6%e3%83%a0%e9%96%8b%e5%82%ac%e3%81%ae%e3%81%8a%e7%9f%a5%e3%82%89%e3%81%9b.html

・若者議会の中の人(笑)「zen-tsttkhrのブログ」でも。
http://ameblo.jp/zen-tsttkhr/entry-12238544839.html


・事前申し込みが必要、とのこと。事前申し込みはネットから可能!
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScm8eKD-ItDRMM0j1G6-9uLqd7Cxm_BCHA36FV3mHoCb2eirg/viewform?c=0&

先着150名、参加費は無料。
そしてイベント終了後には懇親会があるらしい。
日頃若者に不満のある皆さんはここで大いに説教垂れるとイイでせうw

私は行きますよ。会場でお会いしませう。


そして行く前には、

「主権者教育」の定義
「社会参加に必要な知識、技能、価値観を習得させる教育」の中心である「市民と政治との関わり」を教えることを「『主権者教育』と呼ぶことにする」

これについて少し自分なりに勉強していくとか、考えをまとめていくとかすれば、より有意義な参加になると思われますよ。
私も考えるところがあるので、当日までには何か書くつもり。  

2017年01月25日 Posted by けま at 05:27Comments(0)市政を考える

今年(2017年)のこと

facebookに記事を書くと、読んだ人が「いいね」てのを付けてくれることがある。
新城市議会議員さんでもfacebookをやってる方がいて、私もブログのネタ集めのためによく拝見させてもらっているが、この「いいね」を付ける人を眺めていると、議員さんごとに大体同じ方々であることに気づく。

さらによく見ると、「いいね」を付ける人たちによって議員さんの派閥が出来上がっているようにも見えてくるのだ。
つまりA議員、B議員に「いいね」を付ける人たちは、C議員には付けない。
逆に、C議員に「いいね」を付ける人たちは、A、B議員にはつけない、という感じ。

応援、支持、というのは、つまりこういう事なのだろう。
意見や考え方や政策を支持するのではなく、その「人物」を支持する、ということだ。

親しく顔をあわせる仲の良い人に、批判めいたことを言うのはなかなか抵抗があるものだ。
仲良くなってしまえば、自分と多少の意見の相違があっても目をつぶり支持してしまうのが「人情」というものだろう。
意見したり、ましてや批判するときなんてのは、もう絶交を覚悟してしまうものだし、事実次に会った時にはあいさつしにくく、かろうじて会釈できるかというところだ(笑。

私もこのブログで市議会議員さんやら市長やらを批判してきたけれども、面識がないから平気でいられる部分は大きい。
何かの拍子でこれらの人たちと親しくなってしまったら、多分このブログでは取り上げなくなるかもしれない(笑。

今年の11月には市長選挙、市議会議員選挙がある。

このブログを始めたきっかけは新庁舎建設の件からだ。
その後も住民投票や市長リコール、最近だと政倫審や懲罰動議のことなど新城市政には何かと良からぬ事ばかり起きてきた。

色々考えて批判して来たりしたけれども、つまるところそういう市長、議員を選んだ私たち市民にブーメランが返ってくる。
市政の問題は、選んだ私たちにも問題があるのだ。

市政を良くしてくれるのならば、人物はどうだっていい。
ただ良い政策を立てて実行してくれさえすればよい、そういう人物を選挙で投票したいと思うのだが、ここでさっきまで書いていた「人情」のことが思い浮かんでくる。

選挙って、どうしても「人物」で投票しがちだ。
「さわやか」「清潔感」「やさしそう」等など、その人の持つ、あるいは醸し出す雰囲気などの与える影響は大きい。
そして投票したからには、その後の私たちときたら何が何でも全肯定、全賛成で、批判なんかしなくなってしまう。

こんなことでいいのか?

今年のモットーは「仲良くしない」。
仲良くなったが故に、モノが言えなくなり正常な判断から遠ざかってしまうのなら、もう「仲良くしない」。
「人物像」からは一定の距離を置き、市政を真剣に考え、意見や考えに筋道の通った「人物」であるか。
この1年はそこのみを見ていきたいから「仲良くしない」。
選挙の結果は私たちに跳ね返ってくることを、よっく考えたい。  

2017年01月02日 Posted by けま at 02:17Comments(0)市政を考える