どういう意味になるのか?

どういう意味になるのか?

これは1月8日の新聞に入っていた「新友会報」のチラシだ。
「半端じゃない 署名の重さ」という囲みの部分の文を、私が区切って以下に書き出してみた。

1・「リコール署名は、新庁舎という「物」の見直しを求める住民投票とは根本的に異なり、大きな責任を伴います。その人を対象とするからです。半端な重さではありません。」
2・「署名簿は1週間にわたって公開され、誰が署名したか、閲覧に供されます。」
3・「だから「知人に頼まれたから仕方なく・・・」などの言い訳は、もう通用しません。」

1の後に3がくれば、これは意味としてはよくわかる。
半端な重さではないのだから、「知人に頼まれた」と他人のせいにせず自分でよく考えてほしい、と言う意味だろう。
ところで、じゃあ2が1と3の間に入ってくるのはどういうことか?

「大きな責任・重さを伴うおまえの署名は(1)、1週間チェックされるのだぞ(2)。他人のせいにできないんだぞ(3)」

という文意になるだろうか。

誰かにチェックされれば、「おまえ(自分のことですな)」であることはわかっちまうんだぞ、ということだな。
一体、「誰」がチェックするのか?

「誰か?」といえば、この「新城友の会の人たちが」だろう。
で、「新城友の会の人たち」はリコール反対なのだから、リコール対象者の「現市長」に言いつけるだろうねぇ。
「これこれこの人が署名簿に載ってますぜ」みたいに。オマエは子どもか(笑
というか、現市長だって見ることはできるか。


「誰か」に「見られること」に、自分にとっての「何らかの不都合や不利益」があるから、「署名」をためらってしまうわけで、そこを突いているのだな、この「新城友の会」は。

突いている、というかこれは「脅し」だわな。


まず「見られること」の意味を考えてみよう。

ウィキペディアで直接請求を調べるとその目次のなかに「直接請求の手続」がある。
その目次のなかに「署名の証明」という見出しがあり、そこで「縦覧」についての説明がある。

ここから引用 →「市区町村選挙管理委員会は署名の有効性について審査し、署名の証明が終了したときはその日から7日間関係人(代表者、受任者、そこの市町村の選挙人名簿に登録されている者をさす)の署名簿を縦覧に供さなければならない。署名簿の縦覧の期間及び場所はあらかじめ告示し、公衆の見易い方法により公表しなければならない。」 ← 引用ここまで

確かに7日の間、誰でも見ることができる。お金も許可もいらない。

しかしその目的は、
 ここから引用 →「関係人(代表者、署名受任者、署名した者、署名を冒用した者などをさす)は、縦覧期間内に選挙管理委員会に対し署名の有効性に関して異議の申出を請求することができる。」 ← 引用ここまで

とあるように、「署名の有効性」すなわち「署名に間違いがないかどうか?」を確認するためだ。
選挙管理委員が間違いのないことを確認するのは当然だが、その後も「皆さんの目で署名にまちがいがないかどうかしっかり確認してください」と住民に供されるわけだ。

間違いのチェックを官民双方で行う、実に公平公正なシステムだ。

当然「誰」にも「見られる」ことが必要なわけで、「誰かに見られること」は避けることはできない。


では「署名」の意味とはなんだろうか?
そして「何らかの不都合や不利益」とは?

あんまり長くなると読みにくいので(すでにだらだらと十分長いが)、これについては次回。


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2016年01月11日 Posted byけま at 11:07 │Comments(0)市長リコール運動

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