ただの言い訳

昨日まちづくり集会実行委員会があって傍聴させてもらった。

話し合いは活気に満ちて、委員さんたちが皆積極的に意見を述べ、それがだんだんと一つのカタチに集約されていく様を見ることはとても楽しかった。
傍聴の規定で私は何も意見はできないのだけれども、思わず小さな声で独り言を呟いてしまうような、実にワクワクするような話し合いだった。

正式な発表は近いうちに実行委員会の方からあるだろうから、ここでは具体的なことは触れないでおこう。
漠然としか書けないが、未来に視線を向けたポジティブな内容だ。

楽しく傍聴させてもらいながら、もうひとつ思ったのは新城南部の産廃問題だ。

本当はこの産廃問題を、今話し合われているこの実行委員会で議題として提案できないか?と思っていた。
傍聴規定で私は発言できないことは分かっていたけれども。

提案できないか?と言っておきながら、恥ずかしいことに未だに産廃会議には参加できていない。
その産廃会議、どういう雰囲気でおこなわれているのだろうか。

産廃問題の解決に精力的に尽力しておられる山本拓哉氏の10月23日付ブログでは、
「本当は、欠格事項を摘発して一発不許可で皆でビールかけ!っと願っていましたが、どうも今の法律には不許可にする条項が無いようで、仕方ありません。不戦の戦いで勝利するしかないようです。」
と書かれていた。
長期的な戦いを余儀なくされ、その相手は直接的にはタナカ興業、間接的には市長に行政。
明るい、というかあまり盛り上がる雰囲気ではなさそうな、そんな感じの会議なのだろうか。
想像でしか言えないんだけど・・・。


その想像の範囲でしか言えないのだが、同じ新城市民が行っている会議なのにこの雰囲気の違いはどうだろう?
私には市民にとってとても不幸な状況に見えて仕方ない。

市民誰もが、市の未来を明るく語れるそういう会議を持ちたい。

この前参加させてもらった地域報告会でもいくつか問題は指摘されたが、それらは解決されれば地域の生活がプラスに転化するものが多かった。
(例えばこども園駐車場が夜は真っ暗だ、という問題。外灯が設置されれば安全度が増す、というような。)
しかし産廃問題は、業者が操業すれば今の生活がマイナスになるだけ。
業者が操業しなくて地域の住民が得られることは「今の生活が維持されるだけ」で、プラスの要素は無い。
先にプラスのことが見えない戦いのための会議を、ずっと続けなくてはならない気持ちはいかばかりか。


私に何ができるのか。もう少し拡張すれば、同じ新城市に住む人として何ができるのだろうか。
実効的なことはさておき、すぐに実行できて一番大切なのは「知ること」「知っておくこと」ではないか。
産廃問題、まずは状況を知っておこう。
産廃会議に出てみる(次回は11月1日と言ってました。10月25日には渥美文化会館でも開催されます)とか、
先ほど引用させてもらった山本拓哉氏のブログ(http://takuya-y.jugem.jp/)、
facebookの「新城の環境を考える市民の会」(https://www.facebook.com/shinshiro.sanpai/photos_stream)とかを見るといいと思う。
その上で、みんなが自分で考えて賛成か反対か態度を決めればいい。


今回のまちづくり集会実行委員会は、「知ってもらう」ための良い機会だった。
が、それができなかったオレ。
「できなかった」という言い方が言い訳がましい。それをしなかったオレ、だ。

明るく活気に満ちた会議に冷や水をぶっかけることができなかった。
「ぶっかけられない最低なヤツだ」が、ぶっかけても最低なヤツだろう。

悪者になりきれない偽善だらけの卑怯者の根性なしはわかっていたが、再度自覚した。
でもブログは続けていこう。恥をさらし続けて市の問題を考えていこう。


同じカテゴリー(まちづくり集会)の記事
 「第5回新城市市民まちづくり集会」に行ってきた (2016-12-04 02:25)
 第3回市民自治会議 2 (2015-11-11 12:04)
 第2回市民自治会議 2 (2015-10-03 08:43)
 ヤジについて (2015-09-13 08:26)
 まちづくり集会総括 8 (2015-09-12 10:19)
 まちづくり集会総括 7 (2015-09-12 09:14)

2015年10月23日 Posted byけま at 08:16 │Comments(0)まちづくり集会産廃問題

上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。