公平公正とは? (まちづくり集会総括 5)

住民投票の選択肢1が多数得票すれば、市の現計画「5階建て49億」規模の新庁舎建設が可能となる。
もちろん一番のもとは「現計画の見直し」なので、太陽光パネルとか木製ルーバーの不採用とかで「49億」の部分は削減されることは市も言及している。(確かまちづくり集会で職員が言ってた気がする。あとで確認。)
・・・今になって気づいたのだけど、投票広報には選択肢1側に新庁舎の規模として「基本設計8995平米からの規模縮小を検討」と書いてあった。
これ具体的に「5階建て」とは言っていないんだね。

「3階建て30億」という具体的な数字でもって求める会は住民投票を求めてきた経緯があり、選択肢2は求める会の主張に近い。
選択肢1に具体的な数字(5階建て)を載せると、選択肢2にも具体的な数字(すなわち求める会の主張3階建て)を載せなくてはならなくなるから避けたのだろう。
これはウマイようで、上手くない。
選択肢2では面積について具体的には書いておらず「選択肢1よりさらに規模は縮小」とある。
市も公式に言ってたように、建物面積に言及できないことはすなわち選択肢2においては新庁舎の具体的なカタチは何も考えられていない状況だったことがわかる。
これは後で重要な事柄になると思うのでチェックしておこう。


話題が逸れた。
選択肢は議会が決めたもので、例えば選択肢2は求める会の主張にある程度沿うものであるが、求める会の主張そのものではない。
で、当日両選択肢の説明は、行政(市側)が行った。より正確に言うと市側は1、市民まちづくり実行委員会は2を説明した。

これおかしいですね。
議会が選択肢を決めたのだから、選択肢の説明責任は議会にある。
壇上説明に立つのは議員さんでなければならなかったはずだ。

ここは実行委員会に聞いてみなくては。
なぜ選択肢の説明を議会がせず、現実的には選択肢1=市側、選択肢2=求める会 という構図がある状況で、選択肢1を当事者(市職員)に説明させ、選択肢2を当事者(求める会)に説明させなかったのか?

選択肢の説明については、先ほど選択肢2は求める会の主張ではないと書いたが、それなら選択肢1も市側の主張ではなく議会が決めたもののはずだ。
ならば両選択肢とも実行委員会が説明すればよかったのだ。そういうカタチから、まずは「公平公正」を示すべきではなかったか。

ヤジを飛ばした人たちはここに「公平公正」を感じなかったのではないか?


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2015年08月03日 Posted byけま at 04:13 │Comments(0)まちづくり集会

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