新城市でも選挙ありますよ 2
前々回と前前々回の2回の選挙では、現職穂積市長に対して2人が対抗馬として戦っている。
この現職1人に対して2人の対抗馬という構図だと、対抗場の2人を合わせた票数は2回とも現職を上回っている。
この2回から考えられるのは、現職に対する反対票は潜在的にはかなり多いということではないだろうか?
だから、対抗馬を一本に絞った方が現職に勝てる可能性は高くなると思うのだが。
ところがそうは簡単に結論付けられないのが前回の選挙結果だ。
前回の選挙では、現職に対して山本拓哉氏が1人で対抗した。
わずか911票差で山本氏が敗れている。
この911票差。
1人で対抗したからこそ、この票差まで迫ることができた、と考えるのか。
1人で対抗しても、この票差を埋めることができなかった、と考えるのか。
この時の選挙は争点が割と明確で、新庁舎建設計画に対する是非が問われた戦いだった。
山本氏は豪華新庁舎建設反対の立場で負けたわけだが、この後に行われた住民投票では反対側が勝ってるわけで、この選挙で山本氏が勝てなかった911票差は本当に惜しい、悔しいものであっただろう。
この負けた原因を「私の力不足で云々」という決まり文句的な反省で終わらせていては、多分次も負けるだろう。
潜在的に多くいると思われる反現職票をどうやって掘り起こしたらよいのか。どうやって味方につけるのか。
そのために必要なことはなんだろうか?
私はここで白井氏と山本氏が大同団結できないかと思っているのだけれども・・・。
今は市長選挙の前哨戦にあたるわけだが、面白い動きが出てきている。
白井氏の提案で、候補者が一堂して公開政策討論会をやろう、と言っているのだ。
↑ (これ、私の間違いです。正しくは『穂積氏の提案』です。)
これに乗ったのは現職穂積市長で、当人同士のブログでその様子を見ることができる。
白井倫啓氏のブログ「新城市を変えるのはあなたですby市議会議員 白井倫啓」
穂積市長のブログ「山の舟歌・第3章(新城市長ブログ)」
やはり最後は政策の是非になるのだろうか。
私もこれは選挙の本筋だと思うし、白井氏、現職市長もそう思っているようだ。
この前の911票差も、政策論議の差で負けたのかもしれない。
なのに、山本氏はこの公開詮索討論会には付き合わないらしい。これは一体どういう事か?
選挙と言えば毎度のこと、候補者名の連呼連呼連呼。あの選挙カーには辟易している人も多いだろう。選挙期間中は公職選挙法の縛りで結局あの連呼しかできないのだけれども、だからこそ選挙の王道にして本筋の政策討論は候補者にとっては自分の主張を存分に有権者に訴えることができる絶好の機会なのではないか。
その王道本筋を避ける動きは、マイナスイメージにならないかね?
山本氏、それでいいのか。
白井氏は選挙の王道本筋を目指す傾向が強くて、政策の是非で優位に立てば選挙でも票を獲ることができるとさえ考えているように見受けられる。
現職はこの政策討論会に前向きな姿勢を見せつつも、新しい提案として第3者委員会による討論会の場やルールの制定を求めてきた。
これなんか真っ当な提案に見えつつも、かなり怪しい動きだ。
新庁舎建設での住民投票では現職と白井氏は互いに反目しあう仲だった。そんな状況を経てきた新城市内に果たして両氏に対して本当に第3者であり得る中立な立場の人間はいるのだろうか?
誰を選んでも両者からクレームがついて、いつまでたっても第3者が決まらず結局公開討論会はお流れ、みたいな結果がうっすら見えてくる。
これこそが現職の狙いではないか。・・・と勘ぐってしまう。
というように現職は強かだ。きっと選挙の王道本筋を目指す姿勢を見せつつ、組織票固めに東奔西走しているに違いない。
選挙を数字から見て分析するという選挙の本筋ではないデータからも、選挙に勝つための道筋を探すというような強かさを、白井氏、山本氏にも考えてほしいと思う。
・・・結局前回の終わりに“つづく”とか書いておきながら、数字からは大した見方は見つけられなかったなぁ。反省。
訂正
お名前がわからないのですが、この記事へのコメントしてくれた方が「公開政策討論会を申し出たのが穂積氏。」とご指摘くださいました。
2017年07月04日の白井氏のブログ「穂積市長から回答です」に、確かにそのように書かれていました。
私の間違いでした。戒めを込めて本文ではそのままにしておき、本文下側に色を付けて但し書きをしておきます。
ご指摘ありがとうございます。
この現職1人に対して2人の対抗馬という構図だと、対抗場の2人を合わせた票数は2回とも現職を上回っている。
この2回から考えられるのは、現職に対する反対票は潜在的にはかなり多いということではないだろうか?
だから、対抗馬を一本に絞った方が現職に勝てる可能性は高くなると思うのだが。
ところがそうは簡単に結論付けられないのが前回の選挙結果だ。
前回の選挙では、現職に対して山本拓哉氏が1人で対抗した。
わずか911票差で山本氏が敗れている。
この911票差。
1人で対抗したからこそ、この票差まで迫ることができた、と考えるのか。
1人で対抗しても、この票差を埋めることができなかった、と考えるのか。
この時の選挙は争点が割と明確で、新庁舎建設計画に対する是非が問われた戦いだった。
山本氏は豪華新庁舎建設反対の立場で負けたわけだが、この後に行われた住民投票では反対側が勝ってるわけで、この選挙で山本氏が勝てなかった911票差は本当に惜しい、悔しいものであっただろう。
この負けた原因を「私の力不足で云々」という決まり文句的な反省で終わらせていては、多分次も負けるだろう。
潜在的に多くいると思われる反現職票をどうやって掘り起こしたらよいのか。どうやって味方につけるのか。
そのために必要なことはなんだろうか?
私はここで白井氏と山本氏が大同団結できないかと思っているのだけれども・・・。
今は市長選挙の前哨戦にあたるわけだが、面白い動きが出てきている。
白井氏の提案で、候補者が一堂して公開政策討論会をやろう、と言っているのだ。
↑ (これ、私の間違いです。正しくは『穂積氏の提案』です。)
これに乗ったのは現職穂積市長で、当人同士のブログでその様子を見ることができる。
白井倫啓氏のブログ「新城市を変えるのはあなたですby市議会議員 白井倫啓」
穂積市長のブログ「山の舟歌・第3章(新城市長ブログ)」
やはり最後は政策の是非になるのだろうか。
私もこれは選挙の本筋だと思うし、白井氏、現職市長もそう思っているようだ。
この前の911票差も、政策論議の差で負けたのかもしれない。
なのに、山本氏はこの公開詮索討論会には付き合わないらしい。これは一体どういう事か?
選挙と言えば毎度のこと、候補者名の連呼連呼連呼。あの選挙カーには辟易している人も多いだろう。選挙期間中は公職選挙法の縛りで結局あの連呼しかできないのだけれども、だからこそ選挙の王道にして本筋の政策討論は候補者にとっては自分の主張を存分に有権者に訴えることができる絶好の機会なのではないか。
その王道本筋を避ける動きは、マイナスイメージにならないかね?
山本氏、それでいいのか。
白井氏は選挙の王道本筋を目指す傾向が強くて、政策の是非で優位に立てば選挙でも票を獲ることができるとさえ考えているように見受けられる。
現職はこの政策討論会に前向きな姿勢を見せつつも、新しい提案として第3者委員会による討論会の場やルールの制定を求めてきた。
これなんか真っ当な提案に見えつつも、かなり怪しい動きだ。
新庁舎建設での住民投票では現職と白井氏は互いに反目しあう仲だった。そんな状況を経てきた新城市内に果たして両氏に対して本当に第3者であり得る中立な立場の人間はいるのだろうか?
誰を選んでも両者からクレームがついて、いつまでたっても第3者が決まらず結局公開討論会はお流れ、みたいな結果がうっすら見えてくる。
これこそが現職の狙いではないか。・・・と勘ぐってしまう。
というように現職は強かだ。きっと選挙の王道本筋を目指す姿勢を見せつつ、組織票固めに東奔西走しているに違いない。
選挙を数字から見て分析するという選挙の本筋ではないデータからも、選挙に勝つための道筋を探すというような強かさを、白井氏、山本氏にも考えてほしいと思う。
・・・結局前回の終わりに“つづく”とか書いておきながら、数字からは大した見方は見つけられなかったなぁ。反省。
訂正
お名前がわからないのですが、この記事へのコメントしてくれた方が「公開政策討論会を申し出たのが穂積氏。」とご指摘くださいました。
2017年07月04日の白井氏のブログ「穂積市長から回答です」に、確かにそのように書かれていました。
私の間違いでした。戒めを込めて本文ではそのままにしておき、本文下側に色を付けて但し書きをしておきます。
ご指摘ありがとうございます。
2017年07月09日 Posted byけま at 00:25 │Comments(2) │市長選挙
この記事へのコメント
出馬表明と合わせて公開質問状を穂積氏山本氏両名にに出したのが白井氏で、それに対して公開政策討論会を申し出たのが穂積氏。
もっと言えば、穂積氏は4年前にも山本氏に対して同じような提案をしていたことをご存じないのですか?
http://tomako.dosugoi.net/e570159.html
もっと言えば、穂積氏は4年前にも山本氏に対して同じような提案をしていたことをご存じないのですか?
http://tomako.dosugoi.net/e570159.html
Posted by at 2017年07月09日 21:56
コメントありがとうございます。
>それに対して公開政策討論会を申し出たのが穂積氏。
そうでした。公開討論会は穂積氏の提案でしたね。ご指摘ありがとうございます。
>4年前にも
これは知ってましたよ。
>それに対して公開政策討論会を申し出たのが穂積氏。
そうでした。公開討論会は穂積氏の提案でしたね。ご指摘ありがとうございます。
>4年前にも
これは知ってましたよ。
Posted by けま
at 2017年07月10日 01:58
