議会報告会に行ってきた(八名地区)
とにかく何か言ってやりたい、その気持ちはよくわかる。
新庁舎建設の件、産廃問題、政倫審のことなどなど、市政に対してとにかく不満を持っている人は多いのだろう。
24日に終了した議会報告会。
特にこの議会報告会では皆さんのご不満が爆発するようだ。
何度も書くが、気持ちはよーくわかる。
私もこのブログで不満をたらたら並べ立てて日頃発散してるので(笑 あの場では黙っていられるようなものだ。
大体こういう議会報告会でもなければ、市民が市政に携わる人に何か言う機会などないのだから。
が、このご不満はよくよく聞いていればやはりご自説をぶちまけているだけで、質問にはなっていないことがよくある。
ぶちまけている方も、さてその御自説をどう終いにしようかと、最後の方では言葉を濁しがちになってしまうようだ。
きっとご自身でも言っているうちに気づくのだろう。
「オレの言ってることは質問ではないなぁ・・・」と。
これら皆さんのご意見を聞いていると、こういうご不満は出し尽くした方がよいとつくづく思う。
多分、今の新城市民には不満の噴出先が足りていない。
それら不満を出し尽くしたその先に、建設的な議論が始まるのだと思う。
先日24日に八名地区の議会報告会に行ってきた。
勝手な印象だけれども、八名地区の皆さんの質問は至って冷静だ。そして鋭い。
議会報告会でこういう質問ができるのかと、関心してしまった。
印象に残った質問では、各員会において一番ホットな議論が為されたものは? というものがあった。
結果はこの報告会でも「議会しんしろ」でも掲載されるので、その過程が知りたいというもの。
総務消防では「最近の火災の多さについて」、厚生文教では「こども園基本無償化のついての検討」、経済建設では「まちづくりの基本は観光にあり、との観点からDMOのことなど」と各委員会から回答があった。
こういう回答においては、日頃いけ好かないヤツと思っている議員さんもなかなかの弁が立ち、「しっかり仕事しているじゃないか」という印象を持ってしまうから不思議なものだ。
つまり、「良い質問」なのだろう。
他に印象的だったのは、新城南部を通る東名高速にスマートICを作ってほしいという要望について。
経済建設委員会で採択された件だが、全員が採択ではなかったと聞いている。誰が採択ではなかったのか? と、かなり強い調子で質問していた。
これは冒頭に書いたような不満を述べるというより、本気で要望しているのだという断固した決意のようなものを感じた。
結果としては採択しなかった委員はいなく、内容は採択と趣旨採択であったということ。趣旨採択をした委員さんは、豊橋との兼ね合いもありまだ議論が必要だからと説明していた。
聞いたところによると、というか、おなじみパパパさんの「パパゲーノの夢」でもこの日の様子がブログに書かれていて、
→「八名地区での議会報告会(質問のレベルが高くて驚いた)」
この質問レベルの高さの所以は「産廃問題で鍛えられているから」とのことらしい。
ここで最初の話に戻るのだが、多分八名地区では産廃問題の議論の最初の頃に不満を出し尽くしてしまったのではないのだろうか。
私たちが、質問をするようで結局不満しか言えないという段階をとうの昔にクリアして、物事を建設的に議論し現実的な解決方法を見出していく方法を体得していったように見受けられる。
しかしそのための代償が「産廃問題解決への現実的な取り組みを強要されたことによる」のならば、それは大きな皮肉のような気がする。
問題がなくては真の議論の方法は身に着けられないのだろうか。
そして八名地区の皆さんはもう一つ上の段階にも達しようとしているようにも感じる。
それは東名高速スマートICの要望は八名地域の区長の連名での要望書によるものであり、この議会報告会でもさらに強く要求されたことからだ。
地域活性化のための要望だと思うのだが、なんというかスケールがでかい。
お祭りとかのイベントをやるとかいうレベルではない。
行政が率先してやるような計画だと思うのだが、本当に地域の区長さん達からの独自の発案なのだろうかとさえ思ってしまう。
かなり妄想が入るけれども、産廃問題で思考を鍛えられて、川向うの市北部の無関心さへの反発や「もう行政に期待はしない」という独立独歩の精神が養われた末の、「スマートIC計画」ではないだろうか。
南部の皆さんの強かさや先進性に見習わなくては、というより、とまどってしまうのが正直な気持ちだ。
新庁舎建設の件、産廃問題、政倫審のことなどなど、市政に対してとにかく不満を持っている人は多いのだろう。
24日に終了した議会報告会。
特にこの議会報告会では皆さんのご不満が爆発するようだ。
何度も書くが、気持ちはよーくわかる。
私もこのブログで不満をたらたら並べ立てて日頃発散してるので(笑 あの場では黙っていられるようなものだ。
大体こういう議会報告会でもなければ、市民が市政に携わる人に何か言う機会などないのだから。
が、このご不満はよくよく聞いていればやはりご自説をぶちまけているだけで、質問にはなっていないことがよくある。
ぶちまけている方も、さてその御自説をどう終いにしようかと、最後の方では言葉を濁しがちになってしまうようだ。
きっとご自身でも言っているうちに気づくのだろう。
「オレの言ってることは質問ではないなぁ・・・」と。
これら皆さんのご意見を聞いていると、こういうご不満は出し尽くした方がよいとつくづく思う。
多分、今の新城市民には不満の噴出先が足りていない。
それら不満を出し尽くしたその先に、建設的な議論が始まるのだと思う。
先日24日に八名地区の議会報告会に行ってきた。
勝手な印象だけれども、八名地区の皆さんの質問は至って冷静だ。そして鋭い。
議会報告会でこういう質問ができるのかと、関心してしまった。
印象に残った質問では、各員会において一番ホットな議論が為されたものは? というものがあった。
結果はこの報告会でも「議会しんしろ」でも掲載されるので、その過程が知りたいというもの。
総務消防では「最近の火災の多さについて」、厚生文教では「こども園基本無償化のついての検討」、経済建設では「まちづくりの基本は観光にあり、との観点からDMOのことなど」と各委員会から回答があった。
こういう回答においては、日頃いけ好かないヤツと思っている議員さんもなかなかの弁が立ち、「しっかり仕事しているじゃないか」という印象を持ってしまうから不思議なものだ。
つまり、「良い質問」なのだろう。
他に印象的だったのは、新城南部を通る東名高速にスマートICを作ってほしいという要望について。
経済建設委員会で採択された件だが、全員が採択ではなかったと聞いている。誰が採択ではなかったのか? と、かなり強い調子で質問していた。
これは冒頭に書いたような不満を述べるというより、本気で要望しているのだという断固した決意のようなものを感じた。
結果としては採択しなかった委員はいなく、内容は採択と趣旨採択であったということ。趣旨採択をした委員さんは、豊橋との兼ね合いもありまだ議論が必要だからと説明していた。
聞いたところによると、というか、おなじみパパパさんの「パパゲーノの夢」でもこの日の様子がブログに書かれていて、
→「八名地区での議会報告会(質問のレベルが高くて驚いた)」
この質問レベルの高さの所以は「産廃問題で鍛えられているから」とのことらしい。
ここで最初の話に戻るのだが、多分八名地区では産廃問題の議論の最初の頃に不満を出し尽くしてしまったのではないのだろうか。
私たちが、質問をするようで結局不満しか言えないという段階をとうの昔にクリアして、物事を建設的に議論し現実的な解決方法を見出していく方法を体得していったように見受けられる。
しかしそのための代償が「産廃問題解決への現実的な取り組みを強要されたことによる」のならば、それは大きな皮肉のような気がする。
問題がなくては真の議論の方法は身に着けられないのだろうか。
そして八名地区の皆さんはもう一つ上の段階にも達しようとしているようにも感じる。
それは東名高速スマートICの要望は八名地域の区長の連名での要望書によるものであり、この議会報告会でもさらに強く要求されたことからだ。
地域活性化のための要望だと思うのだが、なんというかスケールがでかい。
お祭りとかのイベントをやるとかいうレベルではない。
行政が率先してやるような計画だと思うのだが、本当に地域の区長さん達からの独自の発案なのだろうかとさえ思ってしまう。
かなり妄想が入るけれども、産廃問題で思考を鍛えられて、川向うの市北部の無関心さへの反発や「もう行政に期待はしない」という独立独歩の精神が養われた末の、「スマートIC計画」ではないだろうか。
南部の皆さんの強かさや先進性に見習わなくては、というより、とまどってしまうのが正直な気持ちだ。