「議員提出第1号議案」の件で考えたこと
「情報」にはそれを伝える人の意思が働いている、と考えていいだろう。
伝える人にとって都合よく「情報」を改変して、つまりウソの情報にして伝えるなんてこともあり得る。
ウソ情報はちょっと困る。
真実かどうかのウラを取るのが、我々一般市民には困難なことが多いからだ。
が、これはそのうち自然に淘汰されるだろう。オオカミ少年の言う事をそのうち誰も聞かなくなることと同じだ。
情報を伝えることが仕事の中で重要な位置を占めるような人がウソをつけば、たちまち仕事を失うだろう。
では立場上ウソをつけない人が、自分の意思を「情報」に加味させたいときにはどうしたらよいか。
『10ある情報のうち、5くらいしか伝えない。』
コレだろう。
ウソを伝えてはいない。但し自分にとって不都合なことは伝えない。
・「議員報酬は変わらない」
・「期末手当の支給率を変更する」
・「現在の支給率は人事院勧告に基づいている」
今回の「議員提出第1号議案」についての長田議員の説明はコレだ。
上に挙げた情報はどれもウソではない。
で、この情報からだと、
「給料が上がるわけではないし、」
「“率”つまり幾らか変更(多分上げるんだろうけど数パーセントか)するんだけど実額は少ないかもしれんし、」
「人事院勧告(なにやら難しいがお国の基準だろうか)とやらが基になっているなら、まぁいいか。」
と思わせたいのではなかろうかという、長田議員の意思がプンプン臭う。
実際はどうかというと、
・「支給は昨年12月に遡る」
・「新城市特別職報酬等審議会(市議のような特別職の報酬が適正かどうか審議する会)は昨年12月27日に『報酬は据え置きが妥当』という答申を出している」
・・「人事院勧告は国の行政一般職の給与について勧告であって、特別職の報酬とは無関係」
・・「勧告に必ずしも従う必要はない」
これらの情報もウソではないが、本来なら先に挙げた情報と同時に伝えられるべきものだ。
しかしこれらも同時伝えると、
「なんで昨年の手当にも適用されるんだ」
「新城市特別職報酬等審議会が『据え置き』と言っているのになんで上げるんだ」
「従う必要もなく、市議の報酬とはなんの関係もない勧告に基づく必要はない」
と思われてしまうので、そういう事は避けたいという長田議員の意思がブリブリ臭う。
情報というものは基本的には信じてよい、というか我々一般市民は信じるほかないところがある。(ウソを見抜くのは困難だから)
しかし、知らされた情報が、その情報の『全て』ではない。
私たち市民は、これを肝に銘じなければならないだろう。
そして付け加えるならば、やはり日頃情報の理解のための勉強も習慣としたい。
今回の件で言えば「人事院勧告」。
勉強といっても難しく考えることはなく、ちょいとググる、つまりインターネットで検索すればよい。
「人事院勧告」を検索すると、なにやら難しい項目がたくさん出てくるが我々素人ならば「ウィキペディア」での記事を読むのが一番わかりやすい。
最初の数行を読むと「・・国家公務員の一般職職員・・」という語句に気づく。
上から目線と思われると恐縮だが、ここで
『市議会議員って一般職か?』
『国家公務員の一般職職員って、新城市なら市の職員さんと同じ感じか?』
という具合に、さらに疑問が湧くようになることが肝要だ。
そしてさらに検索して何かがわかって、そこからさらに疑問が湧いて・・を繰り返すと人事院勧告が市議の報酬に関係ないことがわかってくる。
この知識があれば、「現在の支給率は人事院勧告に基づいている」はウソではないが、そもそも「基づいている」ことがおかしいことに気づく。
そして市議会議員サマであろうものが、おかしなことをしていることに気づいていない様子がわかる。
その「気づいていない様子」を見ている我々市民は、
1・知らなくてやっているなら頭悪いので次の選挙では落とさなくちゃいけないし、
2・知っていてやっているなら相当な悪なので次の選挙で落とさなくちゃいけない。
どっちにしろ落選させないといけない議員が13名いることはハッキリする。
と、斯様に知識を身に着けることは議員サマの資質を判断することに非常に役に立つ。
情報を伝える議員の意思に惑わされないように、逆に彼らの資質を判断するために、情報の受け取り方をしっかり考えよう。
伝える人にとって都合よく「情報」を改変して、つまりウソの情報にして伝えるなんてこともあり得る。
ウソ情報はちょっと困る。
真実かどうかのウラを取るのが、我々一般市民には困難なことが多いからだ。
が、これはそのうち自然に淘汰されるだろう。オオカミ少年の言う事をそのうち誰も聞かなくなることと同じだ。
情報を伝えることが仕事の中で重要な位置を占めるような人がウソをつけば、たちまち仕事を失うだろう。
では立場上ウソをつけない人が、自分の意思を「情報」に加味させたいときにはどうしたらよいか。
『10ある情報のうち、5くらいしか伝えない。』
コレだろう。
ウソを伝えてはいない。但し自分にとって不都合なことは伝えない。
・「議員報酬は変わらない」
・「期末手当の支給率を変更する」
・「現在の支給率は人事院勧告に基づいている」
今回の「議員提出第1号議案」についての長田議員の説明はコレだ。
上に挙げた情報はどれもウソではない。
で、この情報からだと、
「給料が上がるわけではないし、」
「“率”つまり幾らか変更(多分上げるんだろうけど数パーセントか)するんだけど実額は少ないかもしれんし、」
「人事院勧告(なにやら難しいがお国の基準だろうか)とやらが基になっているなら、まぁいいか。」
と思わせたいのではなかろうかという、長田議員の意思がプンプン臭う。
実際はどうかというと、
・「支給は昨年12月に遡る」
・「新城市特別職報酬等審議会(市議のような特別職の報酬が適正かどうか審議する会)は昨年12月27日に『報酬は据え置きが妥当』という答申を出している」
・・「人事院勧告は国の行政一般職の給与について勧告であって、特別職の報酬とは無関係」
・・「勧告に必ずしも従う必要はない」
これらの情報もウソではないが、本来なら先に挙げた情報と同時に伝えられるべきものだ。
しかしこれらも同時伝えると、
「なんで昨年の手当にも適用されるんだ」
「新城市特別職報酬等審議会が『据え置き』と言っているのになんで上げるんだ」
「従う必要もなく、市議の報酬とはなんの関係もない勧告に基づく必要はない」
と思われてしまうので、そういう事は避けたいという長田議員の意思がブリブリ臭う。
情報というものは基本的には信じてよい、というか我々一般市民は信じるほかないところがある。(ウソを見抜くのは困難だから)
しかし、知らされた情報が、その情報の『全て』ではない。
私たち市民は、これを肝に銘じなければならないだろう。
そして付け加えるならば、やはり日頃情報の理解のための勉強も習慣としたい。
今回の件で言えば「人事院勧告」。
勉強といっても難しく考えることはなく、ちょいとググる、つまりインターネットで検索すればよい。
「人事院勧告」を検索すると、なにやら難しい項目がたくさん出てくるが我々素人ならば「ウィキペディア」での記事を読むのが一番わかりやすい。
最初の数行を読むと「・・国家公務員の一般職職員・・」という語句に気づく。
上から目線と思われると恐縮だが、ここで
『市議会議員って一般職か?』
『国家公務員の一般職職員って、新城市なら市の職員さんと同じ感じか?』
という具合に、さらに疑問が湧くようになることが肝要だ。
そしてさらに検索して何かがわかって、そこからさらに疑問が湧いて・・を繰り返すと人事院勧告が市議の報酬に関係ないことがわかってくる。
この知識があれば、「現在の支給率は人事院勧告に基づいている」はウソではないが、そもそも「基づいている」ことがおかしいことに気づく。
そして市議会議員サマであろうものが、おかしなことをしていることに気づいていない様子がわかる。
その「気づいていない様子」を見ている我々市民は、
1・知らなくてやっているなら頭悪いので次の選挙では落とさなくちゃいけないし、
2・知っていてやっているなら相当な悪なので次の選挙で落とさなくちゃいけない。
どっちにしろ落選させないといけない議員が13名いることはハッキリする。
と、斯様に知識を身に着けることは議員サマの資質を判断することに非常に役に立つ。
情報を伝える議員の意思に惑わされないように、逆に彼らの資質を判断するために、情報の受け取り方をしっかり考えよう。
2017年03月06日 Posted byけま at 06:45 │Comments(2) │新城市議会
この記事へのコメント
まさに単純明快でわかりやすいです。
市民がやらねばだれがやる。
市民がやらねばだれがやる。
Posted by 今泉吉孝 at 2017年03月07日 11:37
>今泉さん、コメントありがとうございます。
今年の選挙は市民も試されると思います。
この4年間、市議会議員は何をやってきたか? 議員さん自身による成果報告が新聞広告に折り込まれ始めていますが、私たち市民自身が彼らのこの4年間の活動を総括しなくてはならないでしょう。
今年の選挙は市民も試されると思います。
この4年間、市議会議員は何をやってきたか? 議員さん自身による成果報告が新聞広告に折り込まれ始めていますが、私たち市民自身が彼らのこの4年間の活動を総括しなくてはならないでしょう。
Posted by けま
at 2017年03月09日 04:43
