そういうことをしてしまう人

実家の母は会社で長く事務員をやっていたので領収書には詳しいだろうと思い、今回の山崎議員の虚偽領収書のことを聞いてみた。

やはり領収書は必ず複写して、発行した側も残しておくのがルールだったとのことだ。
そして日付を書かないで領収書を渡す、なんてのは全く考えられないとも言っていた。
特に母は全くの下っ端事務員だったから、日付を書かない領収書を発行するなんてことは自分の立場では到底無理だとも。
つまり、会社の上の方の人の指示がなければありえない、という事だ。
あ、あと領収書には通し番号があるので、その領収書を無効にしたい時には社内的なルールに則った手続きをする必要がある、とも言っていた。

その流れで今回の山崎議員事件のことをかいつまんで話をしたら、「日付を書かない領収書を発行した会社も悪いんじゃないか」と言い始めた。
「そんなことを(山崎議員から)言われても、(業務委託された会社は)断らないと。」
「でないと、領収書を書いた側(業務委託された会社のこと)が罰せられるでしょ?」

全くその通りだと思った。
だからこそ、「日付を書かない領収書を渡してしまう」という悪い慣習がこの界隈、つまり杉川の法面を改修するような工事を請け負う業種界隈では半ば当たり前になっているんじゃなかろうか? と母に聞いてみた。
「そういうこともあるかもしれんねぇ・・・。いきなりそういう事(日付の無い領収書を書く事)をやりだすのも考えにくいし・・・」
「業種でもそういうことが習慣になっていたかもしれんし、その議員もそういうことを知っていたから言い寄ったのかもしれんねぇ・・・」

ま、私と一般市民の母の想像に過ぎないからホントのことはわからんのですがw

そう言う意味では、実際に入金があったときに領収書を書いたことは、その委託業者の自衛策であった可能性は高いだろう。
もちろん複写も残しておいたに違いない。
なにしろ、同じ工事に2枚の領収書があるのはおかしいのだから。


で、やはり気になるのは、業者側のこのような自衛策に山崎議員が気づかなかったのだろうか?ということだ。
前のブログにも書いたが、2枚の領収書が存在してしまうことがバレるとか、日付を書いていない領収書の複写が会社側に残っていることがバレるとか。
そもそもそういう事を、議員の立場でやることに問題を感じないのか、とか。

そして白井さんのブログでわかった画像のこと。

今回問題になっている地域団体「ホタル舞う掘愛の里会」の舞台である『 杉川 』は、同時に「川田総有山林管理組合」がその『 杉川 』の法面を管理する責任を持つ。

それぞれの団体の活動する場所は同じ『 杉川 』だが、活動目的は異なる。
同じ場所だから、「ホタル舞う掘愛の里会」の撮った「杉川画像」と「川田総有山林管理組合」の撮った「杉川画像」が存在するのは、まぁ当たり前だろう。

しかしその出自の異なる「杉川画像」が、地域団体「ホタル舞う掘愛の里会」の会員でもあり、「川田総有山林管理組合」の委員長でもある同一人物、山崎議員の作成提出した地域団体の活動報告書に混ざっていたとなると、これまた違った文脈が生まれてくる。
だから、これは絶対混ぜたらマズイことになる案件なワケだが、それをやってしまったのは一体なぜか?

知恵や周到さを感じられないのに、小狡いことを仕出かす人物像しか浮かび上がってこない。


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2018年04月15日 Posted byけま at 08:21 │Comments(0)山崎市議交付金不適切申請

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